嫌いじゃない。悪い人でもないんです。
むしろ、尊敬しているところや、好きなところもちゃんとあります。一緒にいたら笑い転げることも。
それでも、「あれ?」と思う瞬間が少しずつ積み重なっていく人。
何気なく言われたひと言が、帰宅後にふと頭によぎり、なぜかずっと引っかかる。
私はある時、その違和感の正体に気づきました。
人間関係って、どんなに冗談を言い合っても、根っこで相手を尊重していることが前提なんじゃないか、と。
人間関係の見直し方
距離を置くべき?人間関係・7つのチェックリスト
「なんとなくモヤモヤする」「一緒にいると疲れる」——でも、それが気のせいなのか、本当に距離を置くべき関係なのか、自分では判断しにくいこともありますよね。
私の場合、数年前に熟考した結果、以下の7つの項目に絞りました。なんの項目かと言いますと、「私とは根本で合わない」であろう人、距離を置いた方が良い人の項目です。
もちろん、相手だけではありません。自分も当てはまっていないかドキドキします。
みなさまの周りにこれが当てはまる人はいますか?そして、皆様ご自身はいかがでしょうか。
- あなたのハッピーな話に「でも…」「それって…」と水を差すことが多い
- 自分の話や愚痴ばかりで、こちらの話をほとんど聞かない
- 話を最後まで聞かず、途中で遮る癖がある
- 聞いてもいないのに、アドバイスというより"指図"をしてくる
- 人との関わり方に、どこか損得勘定を感じることがある
- 表には出さなくても、僻みや妬みの強さが伝わってくる
- 善悪の線引きや価値観が、あまりにも自分と違いすぎる
3つ以上当てはまったら、「一緒にいると疲れる」人かもしれません。
娘のひと言で思い出した、過去の自分
ある日、娘がずっと欲しかった服を手に入れ、学校に着て行きました。彼女の顔は、期待と喜びでピカピカしていました。
しかし、その日の夕方、家に帰ってきた彼女は浮かない表情。
何があったのかと尋ねると、男子にその服を揶揄われたというのです。
「この服を着るのを本当に楽しみにしていたのに…。なんだか価値がなくなった気がして悲しい」
と、ポツリと言いました。
その言葉を聞いて、私も過去に同じような経験を何度もしてきたことを思い出しました。
気に入っているものや大切にしていることを、友人の余計なひと言やネット上の書き込みで台無しにされる。
それが意図的か無意識かどうかは関係ありません。
そうした言葉に振り回されると、自分の大切な気持ちや喜びが一瞬で色褪せてしまうのです。
「余計なひと言」を言う人の心理
故意であろうと無意識であろうと、相手がこちらを良い気分にさせないような発言をする場合。
その人は、私のことだけでなく、周りの人を大切にしていない可能性が高いのです。故意にしろ無意識にしろ、常に自分を優位に立たせる癖がついているんですね。
友人とはいえ違う人間ですから、価値観が違うことなんて当然あります。
でも、相手がそれを良しとし喜んでいる姿を見ると、私の場合は「良かったねー」と純粋に思うし、こちらまで嬉しくなります。
一方で、それをそのまま見過ごせず、自分の価値観や感想を相手にひとこと吐き出さないと気が済まない人もいます。
つまり、相手がどんな気分であろうと、自分の言いたいことを優先しているのですから、相手の価値観や幸せを尊重していない証拠なんですよね。
で、それが習慣化して染み付いてしまっている。
何が習慣化しているかというと、相手の幸福感を踏みにじってでも「ひとこと言いたい」の欲求が抑えられない、それが習慣化しているのです。
なんなら、「俺、上手いこと言った!」「良いことに気づかせてあげた!」くらいに思っていることでしょう。
なぜわかるかって?
それはもちろん、私も昔、そういう人間だったからです!だからめちゃくちゃわかるんですよ、そういう人の心理が。
相手の喜びや幸せを踏みにじっていることに気づかず、余計なひと言を返していたあの頃。マジで本当に恥ずかしい。
今は今で大丈夫だろうか…。
あなたを大切にしない人への対処法3つ
こうした相手への対処法は、大きく分けて3つあります。
- はっきり伝える
相手に「その言葉は不快です」と伝えるのも一つの方法。勇気が必要ですが、相手に自分の気持ちを理解してもらうためには効果的。 - 気にしない努力をする
相手の言葉を自分にとって重要でないものとして捉え、気にしないように努める方法です。しかし、これは言うほど簡単ではありません。 - 距離を置く
もし前述の2つが難しい場合、距離を置くのが最善。自分の心の平穏を守るため。
ちなみに私は、相手から「その発言は不要じゃない?」とはっきり伝えられたことで気づくことができました。←すごいエピソード。
もちろんショックを受けましたが、あの日あの時あの場所ではっきり指摘してくれなかったら、今でもドヤ顔で人間関係をぶち壊していたのかもと思うと…本当に言ってくれた人に感謝しています。
それ以降、相手を大切に思うからこそ、相手の大事な価値観に土足で踏み込まないように気をつけるようになりました。
しかし、ここ数年間、今度は自分が周りからの愚痴や無神経なひと言に悩まされておりました。
実は、1も2も試しました。しかし上手くいかず、悩みに悩んだ挙句、3を選んだのです。
関係を切るのではなく「しばらく距離を置く」
私の場合、相手を嫌いになったわけではありませんでした。
愚痴を聞き続けるのに疲れたり、距離が縮まりすぎてぞんざいに扱われたり。
以前は会った後も楽しかった余韻が残っていたのに、今はモヤモヤが残る。
これは、お互いに良い関係とは言えないのではないかと、しばらく距離を置くことにしました。
もし、裏切られたり、騙されたりしたら、それこそ潔く思い残すことなく縁を切れるのですけど、そこまで悪い人じゃないんですよね。むしろ、お世話になったことも多いのです。
でも、時間と共に関係が少しずつ変化してしまったのです。気のせいかと思っていましたが、やっぱり自分の感じた違和感は、気のせいじゃなかったんですよね。
だから、「しばらく距離を置く」と決め、ゆっくり自分の時間を取るようになりました。だって、会った後にスッキリしない人に、自分の貴重な時間を割くくらいなら、1人でいたほうが精神的に健康でいられますものね。
それは「距離を置く」というより、自分を大切にする時間を持つ、と言った方が近いのかもしれません。
連絡の頻度をそっと減らす方法
まず私がやったのは、LINEなどの返信のペースを落とすことでした。
即レスしていたのを、数時間後に。数時間後だったのを、翌日に。翌日だったのを数日後に。それだけのことです。
理由を聞かれたら、
「最近ちょっと忙しくて」
「Netflixにハマっていて」
「部屋の片付けをしていて」
「筋トレを始めて」
「犬とゴロゴロするのが幸せすぎて」
「既読無視」でも「ブロック」でもありません。ただ、少しずつ間を置く。それだけで、自然と連絡の頻度は落ちていきました。
会う機会を自然に減らす方法
次にやったのは、誘いへの返し方を変えることでした。
「行けたら行く」→「その日はちょっと難しくて」へ。「また今度ね」を、本当に今度にしない。
相手から「最近どうしたの?」と聞かれたら、「ちょっとバタバタしてて」で十分。もしくは、「一人の時間を持つようにしている」と本当のことを言っても良いかと思います。
嘘をついているわけじゃないし、説明する義務もありません。
もし、それで「え、なんで会ってくれないの?薄情じゃない?」なんていう人がいたら、それこそ相手を大事にしない自分本位の人である証拠なので、早急に早急に距離を取ったほうが良いでしょう。
とにかく、次の約束を先延ばしにしているうちに、会う頻度が月1から2ヶ月に1回になり、気がついたら半年に1回になっていました。
気持ちの切り替え方|罪悪感と上手につきあう
一番難しかったのは、距離を置いている間の罪悪感との戦いでした。
私の周りの人に酷い悪人はいなかったので、最初はむしろ罪悪感がありました。
「冷たいことをしているんじゃないか」「あんなにお世話になったこともあったのに」そういう気持ちが、じわじわと出てきます。
でも、少し考えてみてください。
愚痴を黙って聞き続けること、余計なひと言を我慢し続けること——それは本当に相手のためになっているでしょうか?
相手の感情の捌け口として自分の身と心を犠牲にしなくても良いのです。
距離を置くことは、逃げることではありません。自分を守ることは、わがままではありません。
自分を大切にすることが、結果的に周りの人も大切にすることにつながるのです。
距離をおき、実際に一人の時間を過ごしてみると、静かで、穏やかで、「あ、これが本来の自分のペースだ」と気づくようになりました。
罪悪感よりも、その心地よさの方が勝ってくると、自然と気持ちが楽になっていきます。
人間関係を整理した後に得たもの
そんなわけで、とにかく愚痴や余計なひと言から離れて、ちょっと静かに暮らしたい、そんな気持ちで一人でいる時間を増やしました。
そうしたら、「ああ、なんて幸せなんだろう!」と心から思う瞬間が増えていきました。
あれ、この感覚久しぶりな気がする。なんか心身ともに調子が良い。なぜ?と自問自答して気がつきました。
幸せな気持ちを邪魔されない
ああ、私ずっと愚痴を耳に入れていない。自分の幸せに「でも…」と横槍を入れる人もいない。
自分が幸せだと思うことを、誰からも邪魔されずに全身で「幸せだ!」と実感できるって、こんなに気持ちが良いのか!!
中学生日記みたいでお恥ずかしいのですが、自分の感じる喜びや価値を純粋に味わうことができるようになっていることに気がついたのです。
ところどころ「ん?」と引っかかりながら誰かと一緒にいるよりも、よっぽどハッピーかもしれん!
早速、娘にも伝えました。
「あなたがその服を着て幸せだったら、その気持ちを大事にすれば良い。あなたを大切にしてくれる人の言葉を大事にしなさい。」と。
でも、一度放たれた言葉というのは消滅しませんから。
だからこそ、自分の中に受け入れる言葉を選ぶ必要があり、付き合う人を選んだ方が良いのですね。
こちらの記事を読んで、本当にその通りだと。
人との距離感が上手な人は、相手の個性や価値観を尊重し、相手を変えようとしません。 相手の意見や生活習慣が自分と異なっていても、それを否定したり批判したりせずに尊重します。 (ほんよまさんより)
2年後、新しい良き出会いに恵まれていた話
あれから2年が経ちました。
今思えば、あの時期は距離を置こうとしなくても置くしかありませんでした。
なぜなら、その頃は公私ともにものすごく忙しくなってしまい、家事にも手が回らなくなったので、息子と娘の手を借りなくてはならなかったほど。
意識して離れようとしなかったとしても、おそらく同じ結果になっていたと思います。なので、距離を置く必要のない人とも距離を置く羽目になってしまいました。
そして気がついたら、2年が経っていました。
この2年間で起きた変化の中で、一番驚いたのは新しい出会いです。
ベルリンという限られた生活範囲の中で、ただでさえ少ない友人と距離を置いたら、それこそ孤独になってしまうのでは。新しい出会いなんて、いったいどこから生まれるんだろう。そう思っていました。
でも、蓋を開けてみると、驚くほどたくさんの人たちと出会っていました。
しかも、さっきのチェックリストの7項目に、、一つも当てはまらない人たちばかり!
会った後に「疲れたな」と感じることがない。喜びに水を差されることもない。
肩の力を抜いて、とても心地よく過ごせる友人たち。お互いを当たり前に尊重し、当たり前に楽しくて、その日、別れた後も心が弾み、余韻が残る。
そんな人たちとの出会いが、この2年間で次々と起きていました。
先日、誕生日を迎えたとき、しみじみと考えました。
たとえ1人になったとしても、自分の心が安定して、幸福感を味わえていたなら、共鳴できる人たちと、必然的に出会うのだと。
「距離を置いたら孤独になる」と思っていたあの頃の自分に、教えてあげたいです。
孤独になるどころか、本当に心地よい人間関係が、向こうからやってくるよ、と。
私が気に入っているリラックスアイテム
知人からプレゼントされ、試しに寝る前につけてみたら、見事に爆睡!次の日とても良い気分で目覚めました。とても良い香りです。
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【まとめ】自分を大切にするとそれに見合った出逢いがやってくる
相手からの愚痴や無遠慮な言葉が浴びせられるのを我慢するということは、自分を粗末に扱っていることになります。
だからこそ、一度立ち止まって「その人との距離感」を見直してみる。
人間関係を断ち切るのではなく、適切なバランスを取るだけのこと。
それは、自分を大切に扱うということででもあります。
自分大切にしてくれる人との新しい出会いはいくらでもやってきます。
最近どこかで目にした、心に響いた一文。
「無条件に自分を愛している人には、無条件にあなたを愛する人があなたの人生に入りこんでくる」
本当にその通りすぎて、何度もこの言葉を噛み締めています。
14歳の娘に「1人でいることも悪くないよ」と伝えたら、微妙な顔をしていましたけど。笑
🔻私が個人的に気に入っている本🔻
子どもの頃から“人間関係のコツ”を学べたら、心が少しラクになるかもしれません。
この本は、まさにそれをやさしく教えてくれます。
教育学者・齋藤孝がカーネギーの教えをやさしく解説!
【関連記事】
距離を置いた方が良い人とは、無意識に○○する人。
片付けられない部屋と、疲れる人間関係。実は同じ問題かもしれません👇

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