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スクール探し【ドイツのドッグスクール①】

子供と犬のしつけはドイツ人に任せろ

という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

2018年秋、私はドイツのドッグスクールに初参加した後、この格言を噛み締めました。教わることが全て目から鱗、自分たちがいかに間違ったことをしていたかを痛感したからです。自己流のしつけに見切りをつけ、ドッグスクールに通うことにして本当に良かった。

このシリーズは、私がドイツで1歳のリアと一緒に数ヶ月間通ったドッグスクールの内容をザッとまとめたものになります。自分で後から読み返すために。そして私たちと同じように、愛犬のために情報を必要としている方ヒントになれば嬉しいです。

なぜドッグスクール

初心者の限界

我が家の末っ子、2017年生まれのリアは、賢く食欲が旺盛で比較的しつけのしやすい子です。今までもトイレやお座り、待て、伏せなど、基本的なことは私たち家族のやり方であっという間に出来るようになっていました。

しかしある程度成長してくると、賢いがゆえのわがままや、寂しがり屋な性格がなす行動などが浮き彫りになってきましsた。素人である私たちのやり方では限界を感じることも多くなってきたのです。

当時のリアの問題行動

・後ろ足で立ち上がって人に飛び掛かる(嬉しさゆえ)
・吠える
・散歩中リードを引っ張る
・拾い食い(何を食べてしまうかわからない)
・呼び戻しを完全無視

これらのことを改善するために、あの手この手を使っていましたが、なかなかうまくいきませんでした。でもドイツで生活する以上、これらは絶対に克服しないと困るのです。

ドイツ社会で人間と共存するために

なんせドイツは、犬がほぼ人間と同じように生活できる国。

レストラン、バスや電車、はたまたタクシーまで普通に犬が出入りできます。犬連れOKのホテルや宿泊施設もたくさんあります。(薬局や生鮮食品を扱う店や病院などは犬の立ち入りNG)

人間と犬が安全に共存できるように「犬法」が州ごとに定められており、犬が家族の一員として生活できる権利と、その犬を管理する飼い主にも責任を負わせるシステムが出来上がっています。犬税もあり、私たちもベルリン市に犬の税金を支払っています。

街中にはきちんとしつけられた利口な犬が、飼い主にぴったり寄り添って歩いています。レストランでは足元にじっと座り、飼い主が食べ終わるのを待ち、電車やバスでもおとなしく降りる駅まで隅に座っているのです。うちの子よりお利口さん!(もちろんアカン犬や飼い主も多く見かけます)

このようにドイツの飼い主が犬とどのような関係を作り、どのように生活をしているのかとても興味を持ち、私たちも学ぶ必要があると判断したのでした。

ドッグスクールの情報収集

ドイツのドッグスクールもピンキリ

でもドイツには本当に多くの犬の学校があるんです。一体どこを選べば良いのかさっぱりわかりません。噂によると、犬に対して高圧的で評判の悪いところもあるとか。犬を蹴ってしつけけろというトレーナーもいるそうです。

そこで聞き込み調査を開始です。犬の散歩中、しつけの良い子を見かけるたびに飼い主に質問しまくりました。
犬の学校へ通わせたことある?どこの学校?グループレッスン?それとも個人レッスン?通わせてよかった?

様々な回答がある中、何度も名前が出てきたのがZwanglos(ツヴァングロス)という学校名。うちからは少し遠いけど、車で行けるかな。ネットでも評価が高いし試してみる価値はあるかもしれない。

早速HPを探してコンタクトを取ったのが9月。学校的には秋のコースがすでに始まっておりタイミングが悪かったみたいですが、色々と交渉して何とかレッスンしてもらえることになりました。(反応が悪くてもしつこくアピールすれば大抵OKが貰えるドイツ社会です)

可愛い子には旅をさせろ

ああ、可愛い可愛いリアたん…  (*´д`*)ハァハァ…できることなら甘やかして甘やかして甘やかしまくって育てたい…ペロペロ。甘やかしまくっても自動的にマナーの良い子に育ってくれたら良いのに。しつけって、しつけをされる側よりする側の方が高度なテクニックを求められますよね。

さあ、期待におっぱいを膨らませながら、いよいよ入学です!

次回からはレッスンの内容を公開します。

女の子と犬
スクールに通い始めた頃のリア(1歳)

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