私はもちろん犬と一緒に寝る派です。愛犬リアと一緒に毎晩イチャイチャはぁはぁしながら一緒に寝ておりますよ。でも実は飼い始めた当初は別々に寝ていたんですよね。
なぜかというと、犬を飼うと決めてから読み漁っていた「理想の犬のしつけ方とは」みたいな記事を読んでいると、ドイツでも犬とは別に寝たほうが良いと書かれていることが少なくなかったからです。(こんな頃もありました)
それは主従関係が崩れるとか、そういう理由がほとんどでした。
でもそんなのは一瞬で覆り、ずっと一緒に寝ています。毎日めっちゃ幸せです。
先日のこと。犬を飼い始めた友人にそれを話したら、それまで別々に寝ていた彼女も一緒に寝始めたんです。
そして最近になって「一緒に寝てよかった!こんな幸せな世界があったとは!」と目を潤ませながら報告してくれました。
そうでしょう、そうでしょう?わかるよ、母乳出そうになるよね!
と言いながらハッと気づきました。母乳といえばオキシトシン。もしかして、犬の添い寝とオキシトシンって関係あるのでは!
そんな軽い気持ちで調べたら、なかなか面白いデータがあちこちに転がっていましたのでシェアいたします!
我が家の場合
僕らが共に寝る理由
リアを迎えた当初、ネットの情報を真に受けて「犬とは別に寝よう」とかイキがっていた私たち。
リアと暮らし始めてから数日はベッドの脇にリア用のクッションを置いて寝かせていました。でもある時、ふと考えてしまいました。本当にこれで良いのか、お前は後悔しないのかと。
それをそのまま夫に話しました。
-300x300.jpeg)
それでさ、リアを飼い始めてから気づいたんだけど。犬って飼い主に体の一部をピタってつけて寝るじゃない。あれ、やっぱり母親と離されたばかりで人(犬)肌恋しいんじゃないかと思うのよ。犬って集団で行動する動物だし。何よりも寿命が人間より短いよね?子犬の時期だってあっという間だよね?だから私は一緒に寝たい。絶対にそのほうがお互いに幸せだし、幸せな思い出が増えると思う。
って、一気に喋りました。息継ぎせずに言ってやりましたよ。
「え、そもそもjucomが別で寝ようって…」
とかなんとかモゴモゴ言っている夫をよそに、「リア!おいで!」とベッドに上げ、その日から一緒に寝るようになりました。
一緒に寝た結果
まずね、夫が感激したんですよ。朝起きて、
-300x300.jpeg)
だよね?だよね?寝ている時に暖かくてふわふわしているものが体の横にくっついていると、なんか知らないけど満たされて安心して眠れるよね?
寝る時にリアは必ず私のお腹あたりに頭を乗せて、こっちをじーっと見つめてから寝ます。ああ、産んでよかった…母乳出る…。
実はこれ、すでに実験データがあるんですって!
犬と一緒に寝るメリット
オキシトシンの放出
数あるホルモンの中でも別名「愛情ホルモン」とも呼ばれるハッピーなホルモンがあります。それがオキシトシン。
【オキシトシンとは】
- 他の人や動物と触れ合ったり、愛情を交わしたりすると、脳から放出されるホルモン
- 出産の際には子宮の収縮を促進し、乳腺からの母乳分泌を刺激する重要な役割を担う
- 相手との信頼関係の構築など、相互の愛情や絆を深める
- ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制(ストレスや不安を軽減する)
- 他者に対する思いやりや信頼の感情を高め、コミュニケーション能力を促進
ね、隅から隅まで素晴らしいですよね!
ちなみに、犬は飼い主とアイコンタクトするとオキシトシンが130%上昇するそうです。犬にもオキシトシンが出ているんですって。愛おしい…。
飼い主は愛犬とアイコンタクトするとオキシトシンがなんと300%も上昇。
知らず知らず、寝る前のアイコンタクトで満たされまくっていたのですね。
参考文献 : ヒトとイヌの絆形成に視線とオキシトシンが関与 ( 2015麻布大学 )
おそらく、前の記事に書いた愛着理論と同じですね。
人間と寝るよりも安眠を得られる(女性の場合)
女性が同じベッドで他の誰かと寝る場合。実は相手が人間(夫)や猫よりも犬と寝るほうが安眠できるというアンケート結果が得られたそうです。
(私は実家にいた頃猫と寝ていましたが、安眠していました。あくまでもアンケート結果です)
An Examination of Adult Women’s Sleep Quality and Sleep Routines in Relation to Pet Ownership and Bedsharing (2018 Christy L. Hoffman)
面白いのは、男性は女性と同じベッドでも安眠できるけど、女性はそうでもないというデータがあるそうで。思わず笑ってしまいました。私も同じです…。
繰り返すことでオキシトシン効果が強力になる
飼い主と飼い犬が長時間接触しそれを繰り返すことで、より強力で長期的なオキシトシン効果が得られるそうです。
例えば社会的相互作用を促進し、ストレスや不安を軽減し、人間の健康を高めること、これらが犬との触れ合いで生まれることが数々の研究により証明されています。
それに加えて、あらゆる免疫系も強化されめっちゃ健康に良いのだそうです。すごいですね!
でも日中はずっとくっついているわけにはいきませんから、長時間接触をするには睡眠時が一番効果的なわけです。
ただし、犬に対して恐怖心を持っている人にオキシトシン効果は見られなかったそうです。
まとめ
【メリット】
- 一緒に寝れば寝るほどストレスが解消され、幸福感で満たされる
- オキシトシン効果でコミュニケーション能力もアップし、仕事もうまくいく(かもしれない)
- 犬も幸福度が高くなり、免疫力が高まり長生きする(はず?)
- 愛犬の体調不良、異変などにすぐ気づく
【注意点】
- 犬が安全で快適に眠れるスペースを確保すること
- 適度な清潔を保つため、犬のブラッシングやベッドリネンの交換を定期的に行う
そんなわけで、愛犬と一緒に寝るかどうか迷われている方。主従関係が〜だなんてイキがらず、長いようで短い愛犬との時間を、ぜひ愛情ホルモンで満たしあってみてはいかがでしょう。
【おまけ】
ところで、今ってこどもちゃれんじ的な犬の通信教育があるんですね!
愛犬の月齢、発達に合わせて毎月おもちゃやトレーニンググッズ、トレーニングマニュアルや無添加のおやつを毎月届けてくれるのだそうです。なにそれ可愛い…。
日本で8人しかいない獣医行動診療科認定医の荒田先生が監修のオリジナルだそうです。
1歳までのこいぬすてっぷ 、全年齢対象の WAN smile BOX
。めっちゃ読み込んでしまった。

子犬の毎月の成長に合わせた、獣医師監修のオリジナルしつけ・育て方本が毎月届くとか羨ましいです。私もリアを飼い始めた時にそういうのが欲しかった。
では皆様、今日もオキシトシン出して潤いましょう❤︎