生食その後、経過報告。
先日受講した、英国獣医によるペットの生食セミナーに衝撃を受け、我が家もスタートした生食。
今までリアの食事は8割がドッグフード、2割が生食だったのを、完全に生肉(骨)・生野菜(フルーツ)・ナッツ類・オイルへと変更いたしました。
生肉や骨は、Bio農家や生食専門店から配達してもらい、野菜等は家にある物を適当に混ぜています。セミナーで、毎日全く同じ栄養バランスにする必要はなく、1〜2週間で調整すれば良いと教えてもらったので、あまり難しく考えることなくスタートさせることができました。
ちなみに、我が家が取り寄せているお店はここ。Wilmarsdorfのお店。
今まではBioのドッグフードをウエットとドライを混ぜて与えていまして、1ヶ月あたりのコストを比較してみたら、大して変わらないどころか少し安くなっていたんです。でもまあ、命ある家族のことなので、お金に関係なく最善を尽くしたいとは思っていますが、それでも限度ってもんがありますからね。安くなっていたことがわかって拍子抜けしました。
セミナーでは、生食に変えてから起こる変化として以下のことが挙げられていました。
犬の餌を生食へ変えた後の変化
・歯や歯茎が健康になり、歯石がつかなくなる。口臭の改善。
・毛つやが良くなる。
・体臭が良くなる。(臭くなくなる)
・便が適度に硬くなる。
・活力が増す。
・適正体重になる。
・免疫系が整う。(病院にかかる頻度が低くなる。アレルギーの劇的な改善等)
・寿命が延びる。
生食へ変えた後のリアの変化
リアはもともと健康体だったことに加え、まだ2歳半。ピチピチで活力有り余っているしスリムだし、果たして変化に気付けるのかと少し心配していました。気になっていたのは少しの口臭と、奥歯の一部がほんの少し黄ばんでいたことくらいかな。
満を持して生食へチェンジした愛犬リア。ちょうど4、5日ほど経った時でしょうか。リアの便が程よい硬さになり、前ほど匂わなくなったことに気づきました。え、もう?と驚き、ついでに口の匂いを嗅いだら、口臭というか犬くささもあまり気にならなくなっていたんです。
え、なに、犬って生食にするとこんなにすぐ変化がわかるの?もうびっくりです!
人間だったら食生活を変えてから数ヶ月はかかる変化が、たった数日とは。人間より寿命が短いってこういうことなんですね。少々しんみりしてしまいました。
長生きしている犬の食事情
実はここ1年くらい、散歩先で出会った長生きワンちゃんの飼い主さんに、餌の内容を聞き込み調査していました。ベルリンの某田舎の調査結果は、当然ながら生食より市販の普通のペットフードを与えている人が多かったです。だから、長生きするかどうかというのは、そもそも持って生まれた体質にもよるのかもしれません。
ですが、その中でも明らかな違いがあったんです。それは、なんと言っても毛つや!!長生きワンちゃんは高齢ですから、大抵の子は毛がボソボソしているんです。でも、生食の子は毛並みがずば抜けて良い。下手したらその辺の若い子よりもツヤツヤしています。違いは一目瞭然でした。
自分の飼い犬が長生きする体質で生まれたかどうかなんて誰にもわかりません。でも、毛の艶が良いということは、トータルの体の状態が良好な証拠です。いくら愛犬でも、長生きえすれば良いというわけではありませんから。犬の先祖がずっと食べてきた生の食事に寄せていくことで、先天的な強みを伸ばし、後天的な疾患から開放されるのではないかと思いました。この辺は人間も同じですね。
そんなわけで、快調な生食ライフをスタートした、うちのリアたん。
今までも食いしん坊でしたが、生食にしてからは明らかに食いつきが違います。ごはんの準備中、もう、我慢できない!早く!早くはやく早くはーやーくー!!ってワクワクが目の輝きと鼻息に現れています。
でもね、生肉や生骨を与えるようになってからちょっと寂しいのは、二足歩行に近づいたとしても、リアたんはやっぱり犬、獣なんだなぁ、ってことです。ちぇ。
関連リンク
・Top 10: BARF-Shops für Hunde in Berlin
・Barfladen Berlin-Marienfelde (最初に取り寄せたBARF専門店)
・BARFbike (配達指定できる)
