とうとう ドイツ で アートメイク やっちゃいましたよって話。ちょっと聞いてください。
左右の高さがかなり違っていた私のわがままな眉が矯正され、顔洗ってリップ塗っただけで外出できるようになりました!
あれは2022年の春のこと。ドイツ・フランクフルト郊外に住む友人から情報を聞くや否や、ソッコー予約して飛んで行きました。なぜなら夏休みに1ヶ月間日本へ行く予定にしていたから。絶対にその前に2回の施術を済ませておきたかったのです。
最後に恥を忍んで使用前・使用後写真も載せています。勇気がある方は最後までご覧ください。
ドイツのアートメイク事情
ドイツと言っても地方によって全くカラーの異なるドイツですが、きっとアートメイク事情はどこも似たり寄ったりだと思います。
まず、欧州の人たちって、眉をマジックで描いたみたいにグイッと描いている人が多くありません?セルフメイクだろうとアートメイクだろうと関係なく。
しかも、かなり吊り気味。眉を投げたらヒュンヒュン回転しながら飛んで戻ってきてサクッとおでこに刺さりそうな感じなんです。トキメキトゥナイトのヨーコ犬のごとく。かといえばメイクをしない人は全くしない。つまり差が激しい。
まあ、それも彼女たちには似合っているから良いとして。私のような平たい顔族に、太マジックで一発本番な気合いで眉毛を彫られたら、それこそ歩く放送事故ですから。
というわけで、もう少しアジア人寄り、できれば日本か韓国出身の優しい感じに作ってくれる施術者を探していたのです。
そんな時、ドイツ在住の友人から「アートメイクした!満足!」と報告がありました。フランクフルト郊外に韓国出身の方がいて、まるで職人のように安定した技術で施術していると。
やった!ドイツでアートメイクできる!早速 Instagram からコンタクトを取り、眉アートとアイラインを予約しました。1回目は合計3時間の施術です。
Junibell (インスタグラム)
JUNIBELL さん メニューと価格 (2024年11月現在)
- Eyebrow
Microblading €250
Shadow €250
Combination (Microblading + Shadow) €350 - Eyeline
Natural Eyeline €200 - Lashlifting(まつパ)€50
施術後1ヶ月〜2ヶ月のリタッチ代込みの価格。
2ヶ月〜4ヶ月のリタッチは€50
5ヶ月〜6ヶ月のリタッチは€100
それ以降は定価
リピーターは€200
眉メニュー仕上がりの違いとデメリット
Microblading(マイクロブレーディング)・・・細い刃で眉毛の毛並みを一本一本描き足す技術。立体感が出ます。あくまでも自分の眉を再生するイメージで、ナチュラルに仕上がる代わりにメイクをしたような仕上がりにはなりません。
デメリット・・・施術する人の腕前に左右されやすい。一本一本線を描くので、時間と共にランダムに色が落ちてムラになることも。
Shadow・・・日本だとパウダー眉と呼ばれる技術。文字通りパウダーで眉毛をメイクをした後のような仕上がりなので、セルフで眉メイクをしたくない人はこちらを選ぶと良いかも。
デメリット・・・特にない?
1つの技法を選ぶと、1回目からほぼ100%の仕上がりになるそうですが、コンビの場合は1回目50%、2回目(リタッチ)で100%の仕上がりになるそうです。
左右の高さが違う眉をなんとかしてほしい!
さて、私の悩み。私の顔は、もちろん左右非対称です。目の大きさも若干違います。
さらに問題なのは眉!眉頭の高さもアーチの形も長さも、左右全く違うのがコンプレックスでした。
ちょっとゴミ捨てに行くにも、眉だけは必ずメイクをするほど。でも、高さも形も長さも違う眉を左右対称に近づけるのは至難の業。
その上、代謝が良くてすぐ汗をかいてしまうワガママボディです。夏場はどうしてもメイクが落ちてしまう。
夏休みに1ヶ月間、灼熱の国日本へ行くことにしているのに、数年ぶりに会う友達の前で眉を気にしながら過ごしたくない!
という悩みを相談し、じっくりカウンセリングしてもらいました。なぜならはるばるフランクフルトまで来て、アートメイク絶対に失敗したくありませんから!カウンセリングが大事だと聞いていたので、納得いくまであれこれ相談させてもらいました。
施術者のJuniさんは、メイクをした後のような眉にしたいならシャドウがいいよとアドバイスをくださいました。ですが、まずはナチュラルな眉に近づけたいと思い、悩みに悩んだ末にコンビを選択。
【施術開始】痛みは?
アイラインと眉、どちらから始めたのかすでに記憶が無く…確かアイラインだったような…いや、眉だったかな?おかしいな、たった1年前なのに。48歳の記憶力が怖い。
とにかく、流れとしては
丁寧な下書き
↓
確認&OK
↓
表皮麻酔クリーム
↓
彫る!
↓
寝る!笑
↓
出来上がり!いつの間に!
といった感じでした。麻酔クリームのおかげか、痛みも何も感じず。それどころか、イビキをかくレベルで寝てしまいました。
あ、アイラインだけはところどころピリッとた気が。でも、一瞬のことなので夢だったのかもしれない。その程度です。腫れも全くありませんでした。(個人差あると思います)
1回目は50%の仕上がりだと説明を受けた通り、ちょっと薄い部分があるような…?1ヶ月後に予定しているリタッチ(2回目)を楽しみに待ちました。
施術後の注意点
- 施術当日は、施術箇所をクレンジング・洗顔してはダメ
- こすってはダメ(傷ができている状態だから)
- シャワーはOK、サウナやプールはNG (傷口からの感染症防止のため)
- 1週間くらいでかさぶたが剥がれ落ちるかも(私はほとんどありませんでした)
- 一旦色が薄くなって、1週間くらいでまた色が濃くなる
2回目施術後4ヶ月後の写真
そして日本帰国前、無事にリタッチを終了。左右の高さがちゃんと揃い、とてもナチュラルな眉が出来上がりました!
しかも、非対称な目の形に合わせて左右を完全な対象にはせず、自然に見えるように形を整えてくださいました。
その後、無事に日本へ一時帰国し、真夏の日本で汗をかいても全く眉やアイラインを気にせず過ごすことができました。洗顔してすぐこの顔なのは本当にストレスフリー!
4ヶ月経って、改めて写真を撮ってみたのがこれ
向かって右側が薄く見えるのは、光が当たっているから。写真はもちろん肌を加工しています。当たり前じゃん48歳だもの。
2枚目の写真は、赤い線で囲っている部分が自眉。毛が生えている部分。みなさん、つまりこの眉はですね、赤線で囲ったところ以外は全てアートメイクっちゅーことなんですよ!すごくないですか?
2回目施術後11ヶ月現在
気がついたらアートメイクから1年近く経っていました。鏡を覗き込んで眉をチェックしてみると、少し薄くなったかな。たまに眉に少しパウダーを乗せることもあります。
でも、色もそのまま綺麗にキープしているし、ムラも無し。まさかアートメイクをしているようには見えないナチュラルなまま。
もともと20年以上ノーファンデ・日焼け止め無しで暮らしてきました。でも眉だけは左右不揃いだったため、必ず描いていたんです。眉頭を揃えて眉山を揃えて…と形を作るのに時間がかかっていたのが、一切必要なくなりました。それが一番良かったことかな。
写真ではわかりづらいですが、アイラインも入れて大正解。
もし、今の状態からもう少し薄くなってきたら、次はシャドウ(パウダー眉)をオーダーしたい。化粧した後のような仕上がりにしてみたいです。
アートメイクは施術者の腕にかかっている!
Juniさん曰く、彼女のアートメイクは眉を作りかえるのではなく、お客様が元々持っている眉や目の美しさを壊さず足りないところを足すという考えだそうです。
毎年韓国へ帰り情報と技術をアップデートされていて、まめに自主練(?)もされている様子がインスタからもよくわかります。彼女の向上心の高さにいつも感心してしまいます。
アートメイクを始める前はネイリストとして活躍し、数々の賞を受賞されているJuniさん。なるほど、手先が器用なのも納得。はるばる訪ねて本当に良かったと思いました。
JUNIBELLさんへのコンタクトはInstagramからどうぞ Vielen Dank Juni !! 주니, 고마워요 !!
知っておいた方が良いこと
- サロン選びを値段で決めないこと(相性、誠実さ等が大事)
- インスタなどで好みの仕上がりかどうかチェックする
- 口コミや体験談をくまなく読む(でも当てにならないことも多い)
- カウンセリングを受けてみて、フィーリングを判断するのもアリ
- 下書きの時に細かく注文すれば、変な形に仕上がることはほとんどない
- どのくらい持つか、ムラになるかどうかは施術者の腕にもよるけど、こちらの体質による部分も大きい(友人は何度やっても色が入らなくて諦めたそうです)
- 初めてアートメイクをする人は、心配なら1回目の施術で薄め・細めに入れて、1ヶ月半くらい経過を観察してみるのもアリ(細い・薄いはセルフメークで描き足せるけど、太い・濃いを修正するのは無理)
- 2回目の施術(リタッチ)で足りないところを補う
もし迷っている方がいらっしゃったら、とりあえずカウンセリングを受けるのも良いと思います。私はもっと早くやればよかった!と心から思いましたから。
皆様も良い施術者に巡り逢えますように!