ベルリンに来た日本人留学生2人が、半年ずつ私たちのアパートに下宿していました。最初の半年は20歳のちょっとシャイな女の子、その次は礼儀正しい22歳の男の子。
👇過去記事にもちらっと書きました。
そしてつい先日、とうとうその22歳の男の子が本帰国してしまいました。わーん寂しい!アパートが広く感じる…。
彼を空港まで見送りに行った時、涙を浮かべながら感謝の言葉を伝えてくれる姿に、私も心の中で大号泣。(が、相変わらず涙は出ない)
特に仲良くしていた息子は、アパートへの帰り道でぽつりと「帰っちゃった…寂しいなぁ」と呟いていました。その姿を見て、留学生を受け入れたのは大正解だったと改めて実感。他人と暮らすのはもっと大変かと思っていたのに、むしろ楽しいことばかりだったなあ。
今回は、なぜベルリンで留学生の下宿を受け入れたのか、そのきっかけや、下宿生活が我が家にもたらした変化について綴ってみたいと思います。
そして次の入居者も募集しています!ベルリンで部屋を探している留学生や社会人の方、詳しくは記事の最後をご覧ください。
下宿生を受け入れたきっかけ
今年で私たち家族はドイツ生活14年目を迎えました。6年前に夫が日本へ本帰国してからは、私、息子(17)、娘(14)、そして犬リア(7)とベルリンで母子生活をしています。(夫とは仲良しです!)
ここ数年は子供が年頃になり、それぞれの部屋に籠る時間も増えました。で、同じメンツで同じ毎日を過ごすことに「ちょっと飽きてきたな」って感じてしまったのです。
つまり、母子生活のマンネリ化!これは由々しき問題であります。
でマンネリを解消するためにも「誰か女友達と一緒に暮らしたら、もっと楽しくなるのでは?」と思いついたのでした。
実は夫が日本へ帰国してからは居住スペースを持て余し、引っ越しも考えていました、ですが、なんせ "超超超・住宅難" のベルリンです。
引っ越しをするより、仲の良い友人と一緒に暮らした方が絶対楽しいし効率的では!とひらめきました。一石二鳥じゃないか、天才かもしれん。
最初は仲の良い友人アツヨ氏に声をかけたものの、タイミングが合わず断念。
いじけながら過ごしていたある日、移住サポートの仕事をしている淳子ちゃんから連絡がありました。
「ベルリンに来る日本人留学生が下宿先が見つからず困っている。jucom宅近くの大学に通う予定なんだけど、どう?」って。
全く面識のない人と住みたかった訳ではなかったので迷いましたが、なんとなく「これも縁かもしれない!」と、思い切って受け入れることにしたのです。
アパートで実際に同居してみて
結果として、この決断は大正解でした。彼女が来てから私は生活に張り合いが出て、毎朝起きるのが楽しみになりました。
彼女はすぐにベルリンの大学で友人を作り、下宿先である私たちのアパートにも連れてきてくれ、家の中が賑やかになりました。(トップ写真)
娘と息子も、歳の近い日本人のお姉さんやお兄さんと交流できるのが嬉しかったようです。誰かが遊びに来ると、自然とリビングに皆が集まり、さまざまな話題で盛り上がっていました。
そして、彼女と入れ替わりに入居したのが、先日帰国した男の子です。すでに何度もうちに遊びに来ていたメンバーの1人だったので、安心して迎え入れることができました。
彼はお金の使い方がスマートで、自分の価値観をしっかり持ち、礼儀正しい青年でした。お酒好きで、夕食後に一杯やりながら語り合ったのも楽しい思い出です。
家族じゃない誰かと暮らすことで広がる世界
留学生たちがたまたま素晴らしい人間性の持ち主だったことが一番の要因ではありますが、"家族ではない誰かと暮らすことの楽しさ" や、"新しい価値観に触れることの重要性" を改めて実感しました。
しかし皆さんお若いはずなのに、私が20歳の頃とは比べものにならないほどしっかりしていましてねぇ。日本の若者も捨てたもんじゃない。
そもそも現役大学生と接する機会なんてそうそうありませんでしたし。一緒に食卓を囲みながら、日本の大学とドイツの大学の違いを聞くのも楽しみの一つでした。
世代や価値観、趣味が違う人の話を聞くのはとても興味深く、好奇心を刺激されますね。ルーティンが嫌いな私にとって、同居生活は毎日に変化をもたらし、家族にも良い影響を与えてくれました。脱マンネリ、大成功です。
私自身が人との出会いに救われてきたからこそ、私も誰かにとってそんな存在になれたら… おこがましくそんなことも考えていましたが、結局救われたのは今回も私の方でした。あーそれにしても楽しかったなぁ。
またベルリンへ来ることがあれば、いつでもうちのアパートに泊まっていって欲しい。そう思える家族のような人が日本全国に増えていくのも幸せなことですね。
これからも続けていきたいです。どうやら自分に向いているっぽい。
次の下宿生を募集しています(*2025年の募集は終了しました)
というわけで現在、私たちのアパートで新しい下宿生を募集しています。(終了しました)
条件があるとすれば、「誠実な人」「お金の使い方が綺麗な人」です。この2つ、大事ですよね。全てがそこに詰まっているというか。
賃貸の条件は、公開できる情報だけ載せておきます。
下宿のメリットは、全て揃っているので着替えだけ持って入居できることでしょうか。
ベルリンで住まいを探している方、安全な下宿先を希望している方、ご興味があればぜひご連絡ください。詳細をお伝えします。
ご連絡はインスタからお願いします。
隙間時間にドイツ語を勉強したい方へ
お試しで15日間無料トライアルやってみたらハマったのでご紹介。ぐーたらな私にはこれくらいのペースがちょうど良い。
あと、AI使った言語学習って効率良いですね。文法や語彙を、絶妙なタイミングで復習させてくれるので、50歳の頭にもちゃんと記憶を残してくれます。
欧米を中心に700万人以上の受講実績があるそうです。
語学習得は筋トレと一緒で、少しずつでも良いから毎日続けることだと言われています。1日15分だけなら、飽き性の私でも続けられそうです。