書いて叶えた体験談

円満解決は魔法の言葉【娘に起きた奇跡③】

2024年8月4日

円満解決という言葉を娘に伝えて、人間関係トラブルに悩む彼女がそれを紙に書いたら、奇跡が起きてトラブルが解消されたという話。。

娘の「書いて叶えたシリーズ」第三弾です。

トラブルを解決したい時、何かを叶えたい時、我が家は紙に書き出して解決します。

詳しくはシリーズの過去記事をご覧ください。

今回は、まさかこんな形で問題が解決するなんて!というパターンをご紹介。

毎度毎度、クラスに1人はいますよね、いちいち仕切ってわがまま言ってトラブルを起こす子。

今は転校してしまったIちゃん。しかし彼女がクラスにいた頃は、ちょいちょいこの手の問題が勃発していました。

あれは数年前、娘のクラスで修学旅行を計画していた時。担任から伝えられたこの言葉を発端に事は起きました。

「宿泊施設は4人部屋だから、出発当日までに4人グループを作っておいてね。当日までに決まらなかったら、先生が決めます。」

はい、恐怖の班分けがスタートしました。

案の定、娘たちはIちゃんが原因で揉めに揉めました。どんな問題が起こり、どんな形で決着がついたのか。ぜひ最後までお読みください。

奇跡が起きる時は、常に予想外のところからやってくるのです。

若き我が娘の憂い

さて、先生からのお達しがあってから、修学旅行が近づくに連れ娘の顔がだんだん曇っていくのです。本来ならウキウキのはずが、一体どうしたのでしょう。

話を聞くと、どうも部屋割りで揉めているらしい。

なんでも、娘を含む3人はすぐ決まり、残りはひと枠。そこで比較的仲良くしているAちゃんを誘おうとしていました。するとそこに、ジャイアン的存在のIちゃんが「ちょっと待ったー!」と割り込んできたのです。

娘のクラスで何か事件が起きると、大抵このIちゃんが一枚噛んでいたりします。

そもそも、同室予定の娘を含む3人はAちゃんと一緒の部屋になることを希望しています。もちろんAちゃんもその提案を喜んでいます。そこに平然と割り込んで自己主張するメンタルの強さがすごいですね!

でも、3人とAちゃんで話が決まっているんだからIちゃんは断ればいいじゃん。って思いますよね?娘たちもそうしようとしたのです。ところがIちゃんが盛大にゴネ出したのですって。

問題児の親も問題児

Iちゃんには、1人娘を過保護に溺愛しているヘリコプターママがいます。クレーマー気質で、保護者会でもこの人がいるとまあまあ大変です。

今回の部屋割りで、どうも自分の思い通りになりそうにないと察したIちゃんは、ママに泣きつきました。

「あたい、クラスでいじめられている。仲間外れにされている。あたい、あの部屋に入れてもらえないなら修学旅行なんてキャンセルすっから!」

てか、最後の方は脅しだよね?

もちろん娘に盲目なママは大激怒!娘と同室予定だった1人のママ(気が弱め)に鼻息荒く電話し、娘を除け者にするなんてなんたることか!先生にも訴えてやる!ガオーー!!とまあ大騒ぎしているのだそうで。まさにプロペラも全開、周りも吹き飛ばされる勢いです。

この程度の子供同士のトラブルに親が入ってくると解決法もクソもありません。余計に面倒くさくなりますよね。

じゃあAちゃんを断ってIちゃんを入れるの?と聞くと、それだとAちゃんが仲良くないグループと一緒になり、せっかくの修学旅行なのに可哀想って。

あ、イラッときた。

なぜなら、私だったら誰がなんと言おうと絶対にAちゃんを同じ部屋にしたはずだからです。Iちゃんが修学旅行に参加しないと言うのなら、勝手にすれば良いのです。(後に、この短気な思考を反省することに)

どんなアドバイスをしても「でも…」と煮え切らない娘に痺れを切らし、この時は話を切り上げてしまいました。

前日に泣き出した娘

さて、明日からいよいよ修学旅行!という前日の夜、娘が思い詰めた顔で私の部屋に来て、さめざめと泣き始めました。

あ、なんだか面倒くさそうな匂いが。例のアレがまだ解決してないとか?と、仕方なく理由を聞くと、やはりまだ部屋割りの結論が出ていないとのこと。

もー知らんがなーと内心思いましたが、大事なことを思い出しました。

そうだ、ノートに書けばいいじゃん!!

しかし娘は「明日のことなんだけど、間に合うの?」と不安そうです。

あーた、よく耳をかっぽじって聞きなさいよ。

間に合うか間に合わないかなんて誰にもわからないでしょ!他にアイディアはないのよね?だったら書くだけ書いてみたらどう?やってみる前から諦めるなんてもったいない!

とっておきの呪文

娘は泣き腫らした目で、「わかった、書く」と言いました。

問題というのは、今の自分では解決の手段を持ち合わせておらず、解決できないから問題として目の前にあるのです。

問題というのは、今の自分には解決できないから問題として目の前にあるのです。

手段がわからないのだから、そこに固執してはなりません、

問題が解決して、どんな状態に収まるのが望ましいのかを書き出すことが大切です。

そこで娘に、とっておきの四字熟語を教えました。これ、本当に便利な言葉です。それは

円満解決

なんて素晴らしい言葉でしょうか。これは万能な言葉なので、私もよく使います。

「円満解決」とは、問題や争いが調和的に解決され、関係者全員が満足し、穏やかな気持ちでいられるような解決方法を指します。

娘に意味を説明し、一緒にノートに書きました。

  • 部屋割りは円満解決しました。
  • 初日から最終日まで、皆が仲良く楽しく過ごすことができました。

思いもよらぬ解決策

さてさて当日の朝がやってまいりました。娘は少しだけスッキリした顔をして集合場所へ向かいました。

観光バスが出発した後も、私は部屋割りの結末が気になって落ち着きません。果たしてAちゃんとIちゃん、どちらと一緒の部屋になったのでしょうか。

初日の夜、娘から電話がかかってきました。待ってました!

部屋割りがどうなったか聞くと、なんとびっくり。

「なんかね、私たちの部屋だけ急に6人部屋になったの。だからAちゃんもIちゃんも一緒に5人で同じ部屋に泊まれるの!」

えええええーーーーーっ!!!!そんなことってあり得ます!?

娘は本当に楽しそうにしていて、例のIちゃんも機嫌よく何も問題なく過ごしているとのことでした。

後から確認したところ、先生は娘たちが部屋割りで揉めたことは一切知らなかったそうです。なのに突然娘たちの部屋だけ6人部屋が割り当てられたのだそうです。

まさに円満解決とはこのこと!さっさとIちゃんを切り捨てようとした自分を反省しました。

答えはあさっての方向からやってくる

ある本に、こんなことが書いてありました。

自分の手に負えない問題が解決する時、もしくは無理だと思っていた目標が達成される時、それは予想外の、考えもしない形でサプライズとしてやってくる。

この時の娘の体験は、まさにこの通りでした。

そう、確かに過去に体験した私の奇跡的なものも(夫のことも)必ず予想外のことが起きて叶っていたように思います。

今回の件も、解決するにはAかIの2択しかないと思っていました。どっちを選んでも場が荒れるのはわかっていましたが、仕方がないことだと諦めていました。普通の人は同じように考えるのではないでしょうか。

ところが、蓋を開けてみるとAでもなくIでもなく、全く予想しなかった形で解決しました。

私たちは、自力で解決方法を探すことがどれほど無意味なことか、もっと知った方が良いかもしれません。道のりばかり気にすると、視野が狭くなりますものね。

娘たちも、自分たちでなんとかしようとすればするほど問題が複雑化していましたから。

円満解決のコツは、天に丸投げ

今回の娘の件、もはやこちら側に出来ることはありませんでした。

そんな時は、必殺技の出番。「円満解決」と書いて天に丸投げです。

特に人間関係のトラブルの場合、私はほとんどこれで解決しました。本当に不思議ですね。

なぜ円満解決するのか、理屈もあります。しかしそれは説明が果てしなく面倒なので省きます。大事なのはやってみることです。だってタダなんだから!

以前、私が条件書きセミナーという無料セミナーをやった時、この円満解決の話もしました。驚くことに、書いたほとんどの方が(全員かな?)解決しました。

もちろんセミナーでは理屈も話しました。が、論より証拠とはこのこと。まずは体験してみていただきたい。

自力でなんとかしようともがいて苦しんでいたことがバカらしくなってしまいます。

2択の中から解決しようと思い込んでいると、3択目はやってきません。ふと視点を上げて肩の力を抜いた瞬間から、3択目がやってくる感覚です。

そして、解決した後の状態を想像して、それも書きます。例えば娘の場合は「初日から最終日まで、皆が仲良く楽しく過ごすことができました。」でした。

そう、これも大事なゴールなのです。

娘が掃除好きになったのも、書いたから

私のブログで一番人気の記事はこれです。

この記事の一番最後に軽く触れてありますが、私はその昔「子供が片付け上手、掃除好き」とノートに書きました。

それまではガミガミ叱って脅して片付けさせていました。ところが書いて、「掃除しろ」と言わなくなったらこんまりさんのマンガ(Amazonリンク)やその他の小さな奇跡が積み重なり、5年かかって娘はピカピカの部屋で暮らすようになりました。

今では、ママもう少し片付けて、と娘から小言を食らっています…。

今日も、仕事で机から離れられない私の代わりに餃子を作り、キッチンと冷蔵庫の中をピカピカにしてくれました。私よりもずっと手際が良いです。

ちなみに、実家にいた頃の私は以前の娘よりもはるかに散らかし放題でした。

突然の来客は絶対に無理で、来客の予定があると、一週間前から片付けに取り掛かっていました。

それが、自分で「掃除上手・片付け上手」と書いていたら、友人から一冊の本をプレゼントされ、人生が一変しました。

その本がこちら。「断捨離」という言葉が生まれるずっと前に書かれた本です。

書いて放っておくと、キューピットがやってきて解決してくれる。円満解決するのです。キューピットは人だったり本だったりメディアだったり様々なのがまた面白いところです。

かなり大きなトラブルが起きた場合

時に、子供の周りで「犯罪」という言葉がチラつく事件が起きた時や、巻き込まれた時。

どうしても親が出ていかなくてはならない事態になった時なども。

冷静を保とうとしつつも、内心パニックになることもあります。

巻き込まれた場合は、相手への憤りで頭の中が真っ赤に沸騰してしまう時もあります。逆に真っ白になることもあるでしょう。

これからやるべきことがぐるぐる頭の中を回り、仕事も含め他にやることが山積みなのに、なぜ今!ということもあります。

書きましょう。

そんな時こそ書くのです!

まず1行目に、○○の件、円満解決!!と、はっきりくっきり書きます。

だって、円満解決以上のゴールってあります?

その次に、例えば必要な資料が全て集まるとか、関わった人が皆親切で親身になって解決に導いてくれた、とか。

必要なお金が全て手に入ったとか。

良い仲介役や弁護士が見つかったとか。

とにかく、結果オーライになることを全部書き出してみます。このテーマも、いつかじっくり書いてみたいことの一つです。

まとめ

問題解決のポイント

  1. 解決するための手段や方法を考えないこと
  2. 円満解決と書くこと(できれば期限も)
  3. 解決した後の状況や気持ちも書き出すこと
  4. あとは天に丸投げすること

たったこれだけ!

そんなわけで、皆様も家族間のトラブル、義実家とのトラブル、お子さんのトラブル、あらゆるトラブルにぜひ「円満解決」をぜひお試しください。

最後の最後で安っぽい広告みたいになってしまった…。

そして、上手いこと円満解決したらぜひお知らせくださいね。

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