BARF(犬の生食)1週間経過報告

Thursday 23 April, 2020

最近縄跳びを1日1000回やるようになったら、それを見た息子が真似して縄跳びをするようになったのですが、よく見たらただの縄をぶった切ってある、持ち手のない縄で跳んでいまして、え、何それどんな原始的なアイテム?と突っ込んだら「体育の授業ではこういった普通の縄で跳んでいる」と当たり前のように言われて「ドイツ!!!!(半笑い)」となった今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

ちなみにAmazon.deで「seilspringen(縄跳び)」を検索したら、馴染みのある持ち手付きの縄跳びの中に、ただの縄がちょいちょい混ざっていて、再び「ドイツ!!!!!」となりました。もちろん半笑いで。

さて。

先日受講した、英国獣医によるペットの生食セミナーに衝撃を受け、我が家もスタートした生食。今までリアの食事は8割がドッグフード、2割が生食だったのを、完全に生肉(骨)・生野菜(フルーツ)・ナッツ類・オイルへと変更致しました。

生肉や骨は、Bio農家やBARF専門店から配達してもらい、野菜等は家にある物を適当に混ぜています。セミナーで、毎日全く同じ栄養バランスにする必要はなく、1〜2週間で調整すれば良いと教えてもらったので、あまり難しく考えることなくスタートさせることができました。

今まではBioのドッグフードをウエットとドライを混ぜて与えていまして、1ヶ月あたりのコストを比較してみたら、大して変わらないどころか少し安くなっていたんです。でもまあ、命ある家族のことなので、お金に関係なく最善を尽くしたいとは思っていますが、それでも限度ってもんがありますからね。安くなっていたことがわかって拍子抜けしました。

セミナーでは、生食に変えてから起こる変化として以下のことが挙げられていました。

☝︎ペットの餌を生食へ変えた時の変化

・歯や歯茎が健康になり、歯石がつかなくなる。口臭の改善。
・毛つやが良くなる。
・体臭が良くなる。(臭くなくなる)
・便が適度に硬くなる。
・活力が増す。
・適正体重になる。
・免疫系が整う。(病院にかかる頻度が低くなる。アレルギーの劇的な改善等)
・寿命が延びる。

リアはもともと健康体だったことに加え、まだ2歳半。ピチピチで活力有り余っているしスリムだし、果たして変化に気付けるのかと少し心配していました。気になっていたのは少しの口臭と、奥歯の一部がほんの少し黄ばんでいたことくらいかな。

生食へチェンジして、ちょうど4、5日ほど経った時でしょうか。リアの便が硬くなり、前ほど匂わなくなったことに気づきました。え、もう?と驚き、ついでに口の匂いを嗅いだら、口臭というか犬くささもあまり気にならなくなっていてたんです。え、なに、こんなにすぐ変化がわかるの?もうびっくりです!

人間だったら食生活を変えてから数ヶ月はかかる変化が、たった数日とは。人間より寿命が短いってこういうことなんですね。少々しんみりしてしまいました。

実はここ1年くらい、散歩先で出会った長生きワンちゃんの飼い主さんに、餌の内容を聞き込み調査していました。ベルリンの某田舎の調査結果は、生食<市販の普通のペットフードという結果。だから、長生きするかどうかというのは、そもそも持って生まれた体質にもよるのかもしれません。

ですが、その中でも明らかな違いがあったんです。それは、なんと言っても毛つや!!長生きワンちゃんは高齢ですから、大抵の子は毛がボソボソしているんです。でも、生食の子は毛並みがずば抜けて良い。下手したらその辺の若い子よりもツヤツヤしています。違いは一目瞭然でした。

自分の飼い犬が長生きする体質で生まれたかどうかなんて誰にもわかりません。でも犬の先祖がずっと食べてきた生の食事に寄せていくことで、先天的な強みを伸ばし、後天的な疾患から開放されるのではないかと思いました。この辺は人間も同じですね。

そんなわけで、快調な生食ライフをスタートした、うちのリアたん。

今までも食いしん坊でしたが、生食にしてからは明らかに食いつきが違います。待たせている間も、もう、我慢できない!早く!早くはやく早くはーやーくー!!ってワクワクが目の輝きと鼻息に現れています。

でもね、生肉や生骨を与えるようになってからちょっと寂しいのは、二足歩行に近づいたとしても、リアたんはやっぱり犬、獣なんだなぁ、ってことです。ちぇ。

関連リンク
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Barfladen Berlin-Marienfelde (最初に取り寄せたBARF専門店)
BARFbike (昨日注文したBARF専門店。配達指定できる)