ドイツというのは、犬がバスに乗り、犬が電車に乗り、レストランやカフェに入り、たいていのホテルに一緒に泊まれちゃうドッグフレンドリーな国です。(一部のお店やショッピングモール、スーパー、薬局、病院などは入れません)
ドイツの犬の保護に関する法律 / NPO法人 ジャパンドッグライツ
2017年12月、我が家に来た時リアは生後8週間でした。可愛かったなぁ。コロコロもふもふして。5歳の今も可愛いけど。
うちに来てすぐ、私たち家族はすぐにリアと行動を共にし始めました。
公園へ行くのも、クリスマスマーケットへ行くのも一緒。カフェもレストランも、バスに乗るのも電車に乗るのも車に乗るのも常に一緒。
ハノーヴァーのド田舎で生まれたリアは、少しの音にもいちいちビクついていました。車の音、走る人の靴音、スーツケースを引きずる音、全部に。
クリスマスマーケットに連れて行った時は、途中から震えて歩かなくなってしまい、抱っこして移動しました。怖がらせてごめんねと皆で謝ったのも今となれば良い思い出。
で、その結果どうなったかというと。
どこにでも一緒に出かけられる、乗り物好きな犬に育ちました!
散歩していて、たまたまバス停を通りかかった時にタイミング良くバスが停車したりすると、迷わずバスに乗ろうとします。「今日は乗らないよ!」と引っ張ると、不満そうな顔。
いちいち音にビビっていたあの頃が嘘のようです。
もちろん電車も好き。でも地下鉄より、地上を走る電車が好き。そして窓の外から景色が見えるバスも大好き。
一緒にバスに乗ると、まるで幼稚園児のように窓にへばりついて外を見ています。
小さいうちからあちこち連れていっておいてよかったのかも。多少は関係ありますよね?
ドイツにも犬嫌いの人はいますが、バスや電車で犬と一緒になっても文句を言う人に今まで会ったことがありません。
この5年間に片手で数えられる位、ああ、この人は犬が嫌いなんだろうなという人に遭遇したことはありますが。
犬が嫌いな人も、犬が好きな人も、お互いマナーを守れば解決。そんな感じでしょうか。
そんなことより、リアを観察していて最近気づいたこと。
多分、バスは自分ちの乗り物だと思っている…多分。
若かりし頃のリアがドッグスクールに通っていたお話はこちら。