ドイツで犬の学校に入学しました。その3【飼い主がボスになる方法】

Tuesday 11 December, 2018

前回、家族内のヒエラルキーでリア(犬)が頂点に立っていることを、トレーナーのステファンより指摘を受けた我が家。人間が主導権を握るために下克上を狙います。果たして人間がボスの座を勝ち取る方法とは?

   過去記事 : 【その1】 【その2】

はい、ボスの座をまんまと犬に奪われていた情けない飼い主でございます。まさか自分が犬の下僕に成り果てていたとはね。全く気が付きませんでしたよ。前回教わったことは、

☝︎犬が飼い主から得られる三大快感

 1. 餌をもらうこと
 2. おもちゃで遊ぶこと
 3. スキンシップやアイコンタクトら与えられる

であり、これらを私たちはむやみやたらに与えていた結果、彼女は我が家の女王になってしまったのです。

ステファン曰く、この3大快感はご褒美として与えるべし、と。つまり、飼い主からの指示をこなした時に与えるようにするということ。いまいち腑に落ちていない私たちに、彼はニヤッと笑って言いました。

「僕の学校に通っている犬はね、Napf(犬の餌を入れる浅いお皿)から食事を摂らないんだよ。」

もうね、家族揃ってキョトーン(゜д゜)ですよ。何言ってんのこの人って。

1日に必要な餌を、躾をする時に与えるんだよ。歩きながら、公園で遊ばせながら、家で躾をしながら、ご褒美として餌を与える。そうすると、犬はお腹をすかせているから必死で飼い主の指示に従おうとする。餌をもらうことは犬にとって快感の一つ、つまり楽しいことの一つだから、飼い主の言葉に従うことが楽しいことの延長線上に来る。そうすると、たとえ公園で放し飼いにしていても呼べば戻ってくるようになるんだよ。」

へぇぇえ〜〜〜〜!!!それ本当!?やってみる価値ありそう。うちはウエットフードとドライフードを半々で与えているんだけど、全部ドライにした方が良いのかしら。

「ウエットフードは移し替えの出来るチューブに入れて与える。かたまりが大きい時はミキサーなどで細かくするといいよ。ポイントは、簡単な指示と難易度の高い指示とで餌のレベルを変えること。例えば Sitz (おすわり) が出来た時は乾燥フードを1つ、Platz (ふせ) が出来た時は数個、Komm (来い)が出来た時は大好きなウエットフードを与える、というように。」

もうね、話を聞きながら早くやってみたくてたまりません。(ちなみにドライフードを持ち歩くために、後日このタイプのポーチをAmazonで買いました。厚みがないとバッグの中に入れて持ち歩くのに邪魔にならないので便利です。)
ステファンの話はまだ続きます。

「それから自由にしていいおもちゃは1つだけ。自由にできるおもちゃが10個もあるなんて、それこそクイーンの象徴だよ。

最後に、スキンシップ。これが一番難しいと思うけど、犬がスキンシップをして欲しくて寄ってきた時は無視をしても良い。こちらが触りたいと思った時褒める時にスキンシップをする。これでボスが決まる。スキンシップの権限は人間にあるということをハッキリさせること。」

つまり、三大快感を与えるタイミングをコントロールすることで力関係が変わってくるということらしいです。そっかー、今までは無条件に食事もおもちゃもスキンシップも与えていたけど、これからは条件付きにするってことか。1、2は良いとして、3つ目のスキンシップをコントロールするのが一番難しそう。できるかなー。私も夫も、もちろん子供も、リアにはメロメロで1日中モフッてたからなぁ。尻尾ふりながらすりすり寄ってきた時に無視とか…正直めっちゃ自信がありません先生!

ステファンも、3つ目が一番難しいと言っていました。でも重要なことだと。これで逆に信頼関係が強固なものになるのだよ、犬が人間をボスだと認め、人間に守られて暮らしていると自覚することは、犬にとって安心できる生活を手に入れられたということなんだと。

そんな風に言われたら、やるしかありませんよね。めんこいめんこいリアたんのために、母ちゃんも父ちゃんも一肌脱ごうじゃありませんか!よし、じゃあやってみるか!!

で、具体的に何をやれば良いのかしら。ステファ〜〜〜ン!!(ドラえも〜〜〜ん!!)

はい、次回は犬に伝わる指示の出し方でございます。
→【その4 飼い主に注意を向けさせる】

ど田舎の犬の学校