日本の男子におすすめのベルリン観光をご紹介。
こちらで告知してから2ヶ月でしょうか。彼らの到着を首を長くして待っておりましたよ!
9日間、我が家に滞在してくれたS君とY君。実は、彼らは昨年息子が日本へ短期留学していた時のクラスメイトなんです。
↓彼らがベルリンへ来るまでの経緯↓
ここでちょいと説明させていただきますと、我が家は12年前に日本からドイツへ移住したんです。
日本の学校を知らずに昨年15歳になった息子は、ドイツの "Auslandsjahr" という留学プログラムを使い、日本へ3ヶ月間留学したのでした。
そこでご縁のあった日本の皆様のおかげで彼はとてもとても幸せな3ヶ月間を過ごすことができました。さらに最終日にはクラスメイトが泣いて別れを惜しんでくれるという奇跡のような体験をしましてね、すっかり日本大好きになって戻ってまいりました。
その優しいクラスメイトの皆様にどうしてもお礼がしたくて。中でも一番名前をよく聞いていた2人に声をかけ、夏休みにベルリンへ来てもらったわけです。いつか皆に来てもらいたいな。担任の先生にも。
そんなわけで、今回は食べ盛り・遊び盛りの男子3人と行った場所、一緒に過ごした感想などをまとめてみました。
日本の高校生に好評だった(であろう)ベルリンのスポット
ここには書いていませんが、ホロスコープやブランデンブルグ門などにも行きました。本当は博物館や美術館なども行きたかったのですが、さすがに体育会系男子2人は興味ないだろうと、今回はカット。
感想をちょいちょい聞きながら、連れて行って正解だったかな?というスポットを紹介します。
観光名所
ベルリン大聖堂
ベルリン大聖堂 (Berliner Dom)
Am Lustgarten, 10178 Berlin
月〜金: 10:00 - 18:00
土: 10:00 - 17:00
日: 12:00 - 17:00
【入館チケット】
・ 大人1人 - €10
・ ファミリーチケット(大人1人+18歳未満の子供3人) - €10
・ベルリンウェルカムカード - €6,50、他
やはりヨーロッパの大聖堂の建築様式、装飾、壁画やステンドグラス、あの独特な神聖で重厚な空気はやはり圧倒されます。前に日本から遊びに来た友人マミちゃんも大聖堂を推してくれていたので選んでみました。
2人もやはり感動してくれたらしく、後日たまたま通りかかった別の小さめの教会にも「入ってみたい」とリクエストされたりしました。3人バラバラに座ってぼーっとしている姿が可愛かったです。(下の写真は大聖堂ではなく、後日入った小さな教会です)
ベルリンの壁
Gedenkstätte Berliner Mauer
Bernauer Str. 111, 13355 Berlin
イーストサイドギャラリーよりも、私は断然こっち派。ここは実際の壁が保存してあるだけでなく、その残酷な構造や歴史が解説してあり、誰でも無料で見ることができます。
私が小学生の頃、ドイツの首都はベルリンではなくボンで、通貨はユーロではなくマルク、ベルリンは東西に分かれていました。中学だか高校生だかの時にベルリンの壁が壊され東西統一したというニュースを聞いた時は、まるで北朝鮮と韓国が統一したかのようにとてもとても驚きました。
それらの歴史を遠い日本で学んだ私と、ドイツで教育を受けている息子と娘とでは情報量が全く違います。
特にこの壁の構造は、悪魔のような意地悪で冷酷な知識と知恵が駆使されており、そこまで詳しいことを私は息子たちから聞くまで知りませんでした。
今回も息子がつたない日本語で2人に説明していて、神妙な顔で彼らも話を聞いていました。(かわいい)
実際にその場所を訪れることで一気に現実的なものとして認識できるようになりますから、何か感じてくれたら良いな、なんて思いながら見守っていました。
マーケット・お土産
食品の青空市場(マルクト)
Wochenmarkt Winterfeldtplatz
Winterfeldtplatz, Berlin
水・土: 8:00 - 16:00
マルクト(Markt)とは英語のマーケット、つまり市場という意味です。八百屋、肉屋、パン屋、チーズ屋、その他の屋台、各国の雑貨などの出店が立ち並ぶ市場のこと。新鮮な野菜が売っているので、私たち家族もよく週末に買いに行きます。
息子たちはここで搾りたてのオレンジジュースを飲んだり、屋台でクレープを食べたり、アフォなことをしたり…楽しそうに物色していました。
フリーマーケット(フローマルクト)
フローマルクトは日本でいうのみの市という意味で、フリーマーケットのことです。
今回はベルリンで一番大きな規模のフローマルクト、マウアーパークに行ってきました。
Flohmarkt im Mauerpark
Bernauer Str. 63-64, 13355 Berlin
毎週日曜: 10:00 - 18:00
古いガラクタや旧東ドイツ時代のグッズ、ユーズド家具や古着、おしゃれなベルリングッズなど、幅広くいろんなお店があります。食事ができる屋台もたくさんあり長時間楽しめるので、お小遣いを渡してそれぞれ別行動をしました。
小腹が空いていたので屋台を物色すると、何でもかんでも値上がりしていてびっくり。日本の屋台もありましたが、たこ焼きが6個で千円以上ってどういうこと…。
アンペルマンショップ
ベルリンのシンボル、アンペルマンのグッズが置いてあるお店。いくつも店舗がありますが、私たちが行ったのはFriedrichstraßeの店舗。ブランデンブルグ門や大聖堂を見たついでに寄りました。
AMPELMANN Shop Unter den Linden
Unter den Linden 35, 10117 Berlin
月〜土: 10:00 - 21:00
日: 13:00 - 18:00
ベルリンの壁が買えるショップ
ベルリンの壁のかけらを買いたいとのことで、チェックポイントチャーリー博物館併設のショップまで行ってきました。そこには本物の壁である証明書付きのかけらが買えるのです。
Mauermuseum Shop
Friedrichstraße 43-45, 10969 Berlin
月〜日: 8:30 - 21:00
他にもベルリンのお土産が色々と揃っているので、お土産はほとんどここで買っていたみたいです。
S君Y君は覚えたてのドイツ語を使って会計をしていて、微笑ましかったです。
アクティビティ
リアルシューティングゲーム
彼らの滞在中は見事に雨ばかりで。気温も20℃そこそこしかなく寒い日が続きました。
本当は毎日のように湖に行って遊ぶ予定だったのですけどね。ほぼ叶わず。
さて、私たちも考えました。断じて男子3人を退屈させてはならぬ。
そこで思いついたのが屋内シューティングゲーム施設。早速レーザー銃のシューティングを予約し、3ゲームずつプレイしました。すると想像以上に好評だったので別の日にペイントボールもプレイ。運動になるし汗もたくさんかくので、良いチョイスだったと思います。
2人にもこんな本格的なのは初めてだと喜んでもらえました。
Laserstar® Neuköln
Karl-Marx-Straße 255, 12057 Berlin
レーザー銃のシューティングゲーム。女子にも人気。
月〜日: 10.00 - 22:00
Kicker World and Paintball World Berlin Spandau
Kleine Eiswerderstraße 1, 13599 Berlin
体に当たると色がつくペイントボールを使ったシューティングゲーム。ヘルメットや服は貸し出してくれます。
月〜金: 16:00 - 22:00
土日: 11:00 - 22:00
ドイツの友達も呼んで4人で遊びました。(Paintball)
トロピカル・アイランド
湖で泳げぬのなら屋内で泳ごうホトトギス。
ということで、トロピカルアイランドにも行きました。ベルリン郊外にある、めっちゃ大きい屋内プール施設です。
Tropical Islands
Tropical-Islands-Allee 1, 15910 Krausnick
8:00 - 23:30
屋内だけど砂浜ビーチあり、スライダーあり、南国の鳥やフラミンゴもいるそうで。ドーム内のホテルに宿泊すると、なんと24時間遊べるそうです。
実は私は行ったことがないのですけど。子供も大人も楽しめる施設です。
私の感想
男子は遊びを考える天才
少し待ち時間などがあると、
・ペットボトルを頭上に乗せて20秒キープできるか対決
・ペットボトルのキャップで野球対決
・トレーナーで目隠しして歩けるか対決
・腕相撲対決
・肘を脇につけて飛び跳ねて対決
など、謎の天下一武道会が始まっておりました。ウケる。
だって、女子が3人集まってもこういったアフォな遊びは始まりませんから。
その一見くだらない遊びを考案してはキャッキャッと盛り上がっている姿を見ているのが本当に癒しだったんです。ひたすら可愛かった!
なんでも美味しく食べてくれる
食べ物の好き嫌いがあるのは仕方ない、個性だ、と許容するドイツの文化も嫌いではありません。でもね、食べられないもの(食べたく無いもの)が多すぎるのよ、ドイツ育ちの子。ピザとトマトソース(ケチャップ系)のパスタとヌテラしか食べないと言っても過言ではない。
例えば自称ベジタリアンの子は、ベジタブルを食べるわけではありません。野菜も嫌い、フルーツも嫌い。ただ肉を取り除いた炭水化物のみ食べているって子が少なくない。それ、ただの好き嫌いじゃないか…。
なので、普段は子供が友達を連れてくるとなると事前に何を食べられるのかを聞いたり、買ってきたピザやケバブで済ませたりすることにしています。作ったって容赦なく残されますから。
だけど今回来てくれた2人は、なんでもガツガツ食べてくれ、おかわりもしてくれて。なんと気持ちの良いことか!毎回食事の時間がとても楽しみでした。
と、ここまで書いて考えてしまった。果たして我が子は外でちゃんと残さずに食べているだろうか…。確認しておかねば。
とても礼儀正しい
次に、これですよこれ。礼儀正しいの!
挨拶をきちんとしてくれるし、お礼も言葉で伝えてくれる。おまけに食べたお皿を運んでくれるし布団もサッと片付けてくれる。
質問すればこちらの目を見てちゃんと答えてくれる。15歳16歳の男子ってもっと幼い感じかとある程度覚悟していたのに、拍子抜けしたくらい。めっちゃしっかりしてる。
彼らの素晴らしさを知れば知るほど、え、うちの子大丈夫なん…?と焦ってしまいました。
きっと慣れない環境で私たちにも気を遣ってくれていたのでしょうけど。本当に非の打ち所がない子達で毎日感動してしまいました。それを彼らのママたちにそのまま伝えたら、「きっと猫をかぶってる…」と仰っていましたが。笑
猫かぶってこれだけやれたら完璧じゃないか!と、とにかくひたすら感心しておりました。もっと長く一緒にいたら猫を脱ぎ捨ててくれていたのかも?そんな姿も見てみたいです。
彼らを見ていれば、彼らの通う学校(息子が留学していた学校)でいじめがないのも納得でした。
まとめ
今をときめく高校1年生、しかも男子!
お誘いしたは良いけど、果たして私たちが彼らの好奇心(と胃袋)を満たしてあげることができるのかどうか…。実際に会うまでは若干不安だったのですが。
彼らの素直な人柄のおかげで、全く何も問題なく、毎日ひたすら楽しい時間を過ごすことができました。大変なこともあったのではないかとママたちが心配されていましたが、本当に嘘偽りなく、ただただ楽しかったんです。
夫と毎日、「こんな良い子たちにどうやったら育つんだろう」「めっちゃ可愛い」「素直だよね」「賢いよね」「てかうちの子やばいんじゃ…」と話しておりました。
そして、今回の件を通じて2人のママと仲良くなれたのも私にとって幸せなことでした。お子さんに愛情をたっぷり注いでいらっしゃるのが伝わってきて、メッセージのやり取りをしているだけで私も心が満たされるんです。いつか実際にお会いするのを今から楽しみにしています。
息子を日本に送ったことがきっかけで、私たちの世界まで広がるなんて。
息子を思い切って留学させて良かった。私自身も日本の良さを改めて知ることができました。
何より、ドイツに送り出してくださったS君Y君のご家族に心から感謝しています。
S君とY君に、また絶対においでね!と言ったら、力強く頷いてくれました。2人なら24時間365日ウエルカムですよー!