そうなんです。息子の同級生が2人、今年の夏休みに日本からベルリンへ遊びに来てくれることになったんです!
嬉しすぎて嬉しすぎて、決まってからずっと浮かれております。まあ、聞いてください。
昨年の秋、息子が日本の学校へ3ヶ月間留学したことは何度かこちらでお伝えしました。
これまた何度も書きましたが、その留学先の学校が素晴らしいところでして。優しく親切なクラスメイトと先生方に大変良くしていただき、息子はとてもハッピーな学校生活を送ることができました。帰国の際にはクラスメイトや担任の先生が涙を流して別れを惜しんでくれるという、映画のようなシーンもあったそうです。夫と私は、息子から話を聞いては毎回感動し、行かせてよかったね、あの学校でよかったね、と話しておりました。
結果としてそんな夢のような留学となりましたが、行く前は息子も私たちも"期待半分・不安半分"という状態でした。そういう時、私たち親子が必ずやっている作業があります。
そう、それも何度かここでも取り上げている「条件書き」です。今回は「どんな留学にしたい?」と息子に問い、希望を書き出しました。息子が書いたのは、確かこんな内容だったと思います。
【日本の留学生活】
- 健康で安全に過ごすことができる
- 優しい担任の先生
- 優しくて親切で面白いクラスメイト・友達
- ベルリンへ遊びに来てくれる、一生続く友人ができる
- 良い出逢いがたくさんある
- 荷物がすべて安全に運ばれる(飛行機)
この4つめの「ベルリンへ遊びに来てくれる」が今回叶うのです。というか、2人のクラスメイトと、そのご家族が叶えてくれます。また実感が湧かず、夢を見ている気分。
留学中もベルリンへ戻ってきてからも、息子の口からいろんなクラスメイトの名前を聞いてましたが、その中でもよく出てきたのが2人の男の子の名前でした。S君は剣道をやっていて、歌がうまくて、友達がめっちゃ多くて、話も面白いんだよ。Y君はラグビーが上手で背が高くてイケメンでモテて、いつもすごく大きいお弁当箱を持ってきてめっちゃ食べるんだよ、とかなんとか。日本の現役中学生(当時中3)の話は私にとっても新鮮で、いつもワクワクしながら話を聞いていました。
とにかくその2人のおかげでクラスにもスッと溶け込み、分け隔てなく皆と仲良くできたようなのです。どうしてもお礼を伝えたくて、そしてベルリンで恩返しをしたくて、お母様とコンタクトを取り、恐る恐るベルリンへお誘いしたところ快諾のお返事をいただきました。
夏休みは夫も日本からこちらへ来る予定なので、空港で待ち合わせて行きも帰りも一緒の飛行機で移動できます。夫は英語が堪能で交渉ごとも慣れていますから、夫が一緒なら私も安心。とはいえ大事な息子さんたちを預かるのですから、安全面には細心の注意を払うつもりです。そうだ、また条件書きをしておこう。
息子は本当はもっと多くの子に声をかけたかったみたいです。そりゃそうだろうけど、我が家にもキャパシティというものがありますからね。残念ながら一度に全員は無理なのです。他の子達にもいずれ来てもらえたら嬉しいな。そして、S君Y君のご家族にもいつか遊びに来てもらえたらと思っています。
実は、私も10代の頃に1人で外国へ行った経験があります。中1(13歳)の夏休みにアメリカ・カンザス州の一般家庭に1ヶ月間ホームステイしました。その時に受けたカルチャーショックが、その後の私の人生に大きな影響を与えてくれました。あの経験がなかったら今の私もないと断言できます。思い切って行かせてくれた両親に感謝をしています。
そして49歳になった今、子供だけを送り出す親の気持ちが少しはわかります。S君Y君を思い切って送り出してくださるご家族に心から感謝しています。
今回は2週間にも満たない短い期間ですし、めっちゃ日本人家庭へのホームステイですけど。彼らの心に良い思い出を残せるよう、一緒に楽しい時間を過ごさせてもらおうと思います。ご本人たちに許可をいただいたので、夏休みの様子もまたこちらで報告する予定です。お楽しみに!
トップの写真は息子が留学中、学校の窓から撮った景色。この町の空が大好きだとよく言っていました。
で、テラスで使うキャンプ用チェアを3脚買ってしまったわけです。浮かれすぎ。