長年のドイツ生活でパサパサになっていた髪と肌、思い立ってシャワーに浄水フィルターを付けたら、1ヶ月で髪質と肌質が劇的に改善しました!嬉しい!
高価なフィルターじゃなくて良いのです。安いフィルターでも十分効果があると実感しました。
これは同じ状況に悩むドイツ組・欧州組にシェアせねば!と使命感に駆られております。インスタにもX(Twitter)にも張り切って投稿したけど、ぜひここでも報告させてください。
浄水フィルターを付けてみた
驚くべき効果(1ヶ月後)
- ゴワついて広がっていた娘(13歳)のロングヘアがまとまりあるツヤツヤヘアになった
- 49歳(私)の髪の毛にもコシが出てツヤツヤになった
- 抜け毛が減った
- 今まで以上に肌がもちもちになった
- 息子(16歳)の思春期ニキビが綺麗になった(クラスメイトに褒められたそうな)
- シャワーヘッドやシャワールームの掃除が劇的に楽になった
- デメリットとしては、水圧が少し低くなること(濾過する過程で仕方がないそうです)
まさかたった1ヶ月でこんなに効果があるなんて!
やはり、直接全身に浴びる水の質って大事なのですね。もっと早く使えば良かったと悔やまれます。なんなら12年前から使えば良かった。
皆さんに声を大にして伝えたい。
ドイツ(欧州)に住むなら、シャワーに浄水フィルターをつけましょう!
私が選んだシャワー用浄水フィルターと設置例
この浄水フィルターに決めた理由
・値段が手頃(30ユーロ弱)
・フィルター交換が半年に1度で済む
・シャワーヘッドタイプと違い、取り付ける箇所の制限がない
・デザインが好き
↑これですこれ。
我が家のシャワーにはこんな感じで取り付けました。
シャワールームにはシャワーヘッドが2つあります。家族はこの上から降ってくるタイプのシャワーしか使わないので、こちらに設置しました。
その他、いろんな箇所に応用がきくので、この商品ページのカスタマーレビューの写真をぜひ覗いてみてください。取り付ける際は同梱のゴムパッキンを装着するのをお忘れなく。
では、なぜドイツで浄水フィルターをシャワーに取り付けた方が良いのか。まずはドイツの水事情から説明したいと思います。
ドイツの硬水が度を超えていた件
石灰(カルキ)の影響とは
ドイツに住み始めて、しばらくはカルキを舐めていたんですね。日本とは異なるカルキとは知らず、対策も取らずに日本と同じ感覚で生活し続けていたら、こういうことになりました。
- シャワーを浴びれば浴びるほど髪の毛がゴワつく
- ヘアカラーが早く落ちる
- 頭皮が乾燥してフケが増える
- 毎日お風呂に入ると皮膚が粉を吹く
- 水洗顔するだけで肌がつっぱる
- 石鹸カスが残る
- 水回りが1日で白くなる
- 洗濯物、黒い生地の色落ちが激しい
- 洗濯物、白い生地がグレーになっていく
- 洗濯したバスタオルを干しておくと、凶器のように硬くなる
- 蛇口やシャワーヘッドの穴を白いものが塞ぐ
そう、これはぜーんぶ、カルキのせい!
実は、ドイツは私たちが想像している以上に超・硬水。
硬水の定義はカルシウムやマグネシウムなどの含有量が多いこと。(日本のカルキは塩素を指しており、別物)
つまりカルシウム濃度が高いということは石灰(カルキ)が多く含まれているということ。私たちはその石灰シャワーを毎日のように全身に浴びてカサカサな体をせっせと作り、毛穴を塞ぎ、老化を促進いたのですね。なんてこった!
それにしても日本とそんなに違うもの?と疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれませんね。
では、次のデータをご覧ください。知りたがりの私が調べてみましたよ!
ドイツの硬水っぷりがすごい
まずですね、水の硬度は、カルシウムとマグネシウムの含有量で決まります。
WHOの飲料水水質ガイドラインでは、
- 硬度60mg/L未満を「軟水」
- 60から120mg/L未満を「中程度の軟水」
- 120から180mg/L未満を「硬水」
- 180mg/L以上を「非常な硬水」
と定められています。
ちなみに日本の水道水の硬度は、平均値48.9 mg/L (ppm)であり、もちろん軟水になります。*東京大学・総合文化研究科の資料より
ではドイツの主要都市の水の硬度を調べてランキングにしてみました。*https://www.wasserhaerte.net
順位 | 主要都市 | °dH | mg/L (ppm) |
1 | ケルン | 22 | 393 |
2 | フランクフルト | 20 | 357 |
3 | ベルリン | 19 | 340 |
4 | バーデンバーデン | 17 | 304 |
5 | ミュンヘン | 16 | 286 |
6 | デュッセルドルフ | 14 | 250 |
7 | ハンブルク | 11 | 196 |
7 | シュトゥットガルト | 11 | 196 |
180mg/L (ppm) 以上を「非常な硬水」と定義しているってことは、ベルリンを含む300mg/L (ppm) 以上ある地域はもう「異常な硬水」なのでは!
平均 50mg/L にも満たない日本とは文字通りケタが違うのですね。そりゃ髪の毛もパサつくわけです!
ついでにその他ヨーロッパの国々を調べると、200mg/Lを超える地域が多く、やはり硬水寄りです。
【結論】浄水フィルターは必須
根源を断つことが大事
今までは娘も私も、年々パサついていく髪の毛をなんとかしようと躍起になっておりました。
例えばシャンプーやコンディショナーを変えてみたり、高級ヘアオイルをつけてみたり、トリートメントに時間をかけてみたり。そっちにお金と時間を注いていたのですよね。
でも、浄水フィルターを付けたら特別なシャンプーもトリートメントも必要がなくなりました。
つまり、髪の毛に石灰を振りかけては保湿して、とやっていたのを、石灰をストップしたことで過度のケアが要らなくなったのです。結果としてお金も時間も節約できて、髪の毛だけでなく全身の肌の調子も整ってきたというわけです。
というわけで。最後に声を大にしてもう一度、いや何度でも言いたい。
だから、ドイツ(欧州)に住むなら、シャワーに浄水フィルターをつけた方がコスパいいってば!
最後までご清覧いただきありがとうございました。
おまけ・ペットのためにも浄水シャワーを
ドイツ生活12年にしてやっと浄水シャワーに目覚めた、そんな我が家には"リア"という目に入れても痛くない愛犬がおりましてね。
この子がまあボール遊びと泳ぐのが好きでして、すぐ泥だらけになってしまうのですよ。もちろん家で頻繁にシャワーを浴びさせます。
当然ながら、この子にもずっと石灰シャワーを浴びせていたってことですね…なんてこった。
でも、もう安心。これからはお互いにツヤツヤの毛を保ち、モフモフしながら一緒に寝るのです。オキシトシン出しながら。