パートナーの条件

思い通りの離婚・幸せな再婚 7ステップ【パートナーの条件⑤】

2024年4月24日

今回はパートナーの条件シリーズ番外編、離婚・再婚のための条件書きについて。これ、結構需要あるのですよ。

いわゆる「離婚」にはいろんなパターンがあります。離婚を切り出された人も自分から切り出した人もいますし、その理由も様々です。

とにかく離婚は大変!揉めに揉めて泥試合になることも本当に多いのです。

・・・というのが一般的な話。

さあ、離婚のご予定・ご希望のある皆さま、ご安心ください。条件書きで円満解決しようじゃないですか!

ただし、今回も大事なコツがあります。余すことなくお伝えしますので、その両目をカッ!と見開いて最後までお読みくださいね!

まず、ある友人の体験を聞いてください。プライバシー保護のため情報をぼかしますが、とてもわかりやすい例だと思います。

彼女の旦那さんは口先だけのいわゆるダメンズでした。旦那さんの数々のやらかし事件を見かねた周囲は口々に「別れろ」と言います。が、楽しい思い出もたくさんあり、簡単には割り切れないと悩んでいました。

ああ、その気持ち、よ〜くわかります。(私の黒歴史はこちらから)

現状を客観的に把握できない時は、周りから何を言われても感情に左右されますから。過去の思い出や彼への期待に囚われて苦しくなるばかりなのです。

「はっ!なぜあんなクズ男に執着していたのか…」と我に返るまでにはある程度時間がかかります。

そこで私は彼女に提案しました。「離婚云々は横に置いて、自分が望むパートナーの条件、人生の条件を書こうよ」と。

最初は乗り気ではなく渋々書き始めた彼女でしたが、なんとか書き終えた後には少しすっきりした表情になっていました。

その後、映画のような展開になり、彼からの呪縛が解けた彼女は「離婚の条件」も書き加え、望み通りの離婚をしました。

そしてなんと!将来有望な男性から一目惚れされ、猛アタックされて現在は再婚。とーっても愛されて幸せな結婚生活を送っています。

もちろん相手は条件に書いた通りの人でした。

【ステップ1】 現状をいったん脇に置いて書く

離婚するのかしないのかを決め兼ねる場合もありますよね。

相手への激しい感情、過去の記憶の掘り起こし、後悔、いろんな思いも交錯します。

ここで大事なのは、「離婚」と「相手」というのは、人生においてオプションのトラブルに過ぎないことを思い出すことです。

前記事をご参照ください。

私たちの最終ゴールは、離婚でも相手を懲らしめることでもありません。(もし相手に復讐を考えるのなら、自分も落ちる覚悟をしましょう)

私たちが求めているのは、自分が心穏やかに、幸せに、安心して暮らす人生ですよね?

心が追いつかず、今はそんなことまで考えられないという方もいらっしゃるでしょう。少しの間、頭と感情を整理する時間が必要かもしれませんね。

しかし、この件に関しては心が落ち着くなんてことはしばらく無いでしょう。考えれば考えるほど、相手を責め自分を責め、相手と自分の過去を責め、親や周囲の人を責め、現状と過去を行ったり来たりして、未来が見えなくて途方にくれるのではないでしょうか。

だったら、心を落ち着かせるために無理矢理でも書くのです。思い出してください。若い頃、結婚する前、自分は何にワクワクしていたのでしょう。どんな人生を期待していたのでしょう。

書くのはタダです!

【ステップ2】 自分を独身だと思って書く

離婚の決意があろうとなかろうと、夫の存在をガン無視して書きます。

例え現在法律上の夫がどんな人であろうと、全く関係なく、自分を独身だと仮定して白紙から自分の望むパートナーの条件、自分の幸せな生活の条件を書くのです。

すると、現夫が良い方に変わるかもしれません。それとも、上記の友人のようにとんでもなく素晴らしい人との新しい出会いがあるかもしれません。

もしくは、一人でも全く不自由ない、最高に幸せな生活が手に入るかもしれません。

これらの作業は、

  • 「離婚」にフォーカスし過ぎていること
  • 相手への感情に振り回され過ぎていること

そんな思考から自分を一旦引き離す大事な作業でもあります。

条件書きをするときはいつも現状を脇に置き、まっさらな状態から書くことをお忘れなく。

【ステップ3】(離婚を決意した場合は)離婚の条件を書く

この離婚の条件を書くとき、できればプロ(弁護士)に頼むことを視野に入れ、弁護士の条件も書き加えることをおすすめします。

もしお金に余裕がなかったら、自分がギリギリ出せる弁護士費用の額も条件に書きます。誰かに見せるわけではありませんから、恥ずかしがらずに本当のことを書きましょう。

金銭的に余裕があり、離婚しても十分に自分でやっていくことができる場合でも、法的にきちんと取り決めをしておくと、後々自分の身を法で守ってもらえることになります。

離婚成立の期日、慰謝料の金額など、数字も明確化して書くことも大事です。

【ステップ4】 悪口・愚痴を封印する

そんなの無理!という方はどうぞ、思うがままに感情的に相手の悪口、恨み、後悔、愚痴を吐き出してください。

言えば言うほど、思い通りにならなくなっていきます。

「経験していないからそんなことを言えるのよ」と思われるかもしれません。

確かに私は離婚していません。でも誰かの悪口や愚痴などを吐き出したことはたくさんあります。

断言します。そんなことをしている間は絶対にラッキーなことも奇跡も起きません。誰かを恨めば恨むほど、落ちていくのは相手ではなく自分です。

なぜ白紙からパートナーの条件を書いたのでしょう。なぜ離婚の条件を書いたのでしょう。そうなったら良いな、と思えたからでしょう。

自分の頭を切り替えること、過去から未来へ想像力を切り替えること。それらが必ず不思議な縁やチャンスを繋いでくれます。必ずです。

「自分のために」悪口を封印するのです。

昔の中国のことわざで、「弟子に準備ができると師がやってくる」というのがあります。

この準備ができた状態というのは、次のステップを受け入れる準備ができた状態のこと。

悪口、恨み、後悔、愚痴は全て過去に固執している状態。過去で満タンになっていて、どうやって未来が入ってくるのでしょうか。

思い通りの離婚をして、思い通りの幸せな人生を手に入れたかったら、悪口は諦めた方が賢明です。

【ステップ5】愚痴を言わない人と会うようにする

愚痴や悪口というのは、言っている本人だけでなく、聞かされている相手にもアンラッキーなことを呼び込みます。つまり巻き込まれます。これも私は嫌というほど経験しています。

愚痴を言わない人というのは、たいてい人生うまく行っている人が多いですよね。人生うまく行っているから愚痴を言わないのかと思っていましたが、逆なんですね。愚痴を言わないから人生うまくいくのです。この「人生」というのは、稼ぎや社会的地位のことだけではなく、私生活のことも全て含みます。

言霊という言葉があるように、言葉というのは思っている以上にパワーがありますものね。

うまく行っている人は、心に余裕があるので他人の幸せも願うことができます。

まるでライフワークのように愚痴を言っている人は、もちろん人生うまく行っていないわけで。そういう人は周りの人の幸せを心から願えないものです。(口では何とでも言えますが)

私の幸せを心から願ってすらいない人となぜ一緒にいるのでしょう。

大変な時期ですから、自分を一番に大切にしたいですね。そのためには、本当に大切にしてくれる人と一緒にいたいものです。

【ステップ6】幸せな人生のための準備をする

私の友人は、(離婚後の)幸せな人生の条件を書くときに、具体的な給料の金額と新しい職場の条件を書きました。理想的な住居、旅行先などやりたいことを含めて全て貪欲に書き、離婚が成立する前からその準備を始めていました。

そして、離婚が成立する前に新しい職場で働くことが決まりました。

離婚が成立する頃には、新しい生活への不安が全くなくなっており、離婚した後には自分の希望する額の給料をもらえるようになりました。(素晴らしいタイミング!)

不思議なことに、自分の頭を過去(現夫)から未来へ切り替えてから、面白いように協力者が現れたと言っていました。

正に、弟子に準備ができたから師がやってきたのですね。これは離婚問題だけでなく、さまざまな場面で同じ話を聞きます。

ことわざというのは、はるか昔から言われているだけあって真実を突いているように思えます。

【最終ステップ】自分をゆるす

真面目な人ほど、心の綺麗な人ほど、この状況に陥った自分を責めてしまう人が多いのです。

あの時こうしていれば。こんな自分だからこの状況を招いてしまったのでは。なぜいつも自分はこうなのだろう。やっぱり私は幸せになれない人間なのかもしれない。こんな私に生きる価値はあるのだろうか。

実はこの思考、私も全部経験しています。いつも前向きで楽観的に見える(らしい)私ですが、言わないだけです。生きていれば色々あります。

もちろん、自分にも落ち度があるかもしれません。何か大きな問題が起きるたびに私も過去の自分を責めてしまいます。

でも、もう十分苦しみましたよね?十分反省もしました。それでも、けなげに前を向こうとしている自分を褒めて、愛してください。自分をゆるしてください。

私、頑張ったよね?完璧な人間じゃないかもしれないけど、私の狭いキャパシティの中で精一杯生きてきたじゃないか。正解がわからない中で、それなりに一生懸命やってきたはずじゃないか。

セルフハグをしてください。自分が自分の1番の味方でいてください。

今まで周りのために頑張ってきた人ほど、自分のことを後回しにしがちです。自分の空のコップに、自分で愛を満タンに注いでください。

一回で無理なら、明日もその次もチャレンジしてみてほしいです。大丈夫、必ず夜は明けます。必ず。

最後に

何か、自分の現在の力では何ともならないことを解決したい時。私は必ず条件を書き出します。

すると、思いもよらないところから奇跡がやってきます。想像の斜め上から人との縁が降ってきたり、お金が降ってきたり、問題が解決したり。不思議なことが起きます。

でも、なかなかうまくいかないこともあるのです。そういう時、邪魔をしているのはいつも自分の心です。特に、自分を信頼していない、自分を大事にしていない、自分を心から慈しみ愛せていない時、まるで歯車がストップしたかのようにうまくいかなくなります。

自分が悪口や愚痴を言わないこと。悪口や愚痴を言わない人と一緒にいること。

この2つのことは、結果として自分をゆるし、愛すことにつながっていくことを体験しました。

私も今でももがくことがよくあります。でも、ちゃんと自分に準備ができたら、状況は必ず好転することを知っています。

長い長い坂道を登っているときは、辛くて目の前の足元しか視界に入らないかもしれません。

でも、一歩一歩足を進めていけば、必ず頂上に着きます。頂上から自分が歩いてきた道を見下ろした時、ああ素晴らしい景色だなと思えるのではないでしょうか。

みなさまの一度きりの人生が、満ち足りたものになりますように。心から願っています。

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