週末に突然デンマークへ行くことになったので、デンマークの歴史をおさらいしています。
が、これが全然頭に入らなくてですね。びっくりですよ自分でも。3行読めば忘れるってレベルでもう泣きたい。
つーかデンマークのあれこれよりも、第二次世界大戦中のナチス政権の横暴さ卑劣さにドン引きで、そりゃ今でもそのイメージ引きずって(イメージだけではない部分もあるのだが)欧州から嫌われちゃうよね…と切なくなったりして、って読みながら脱線してる場合じゃない。
で、なぜ突然デンマーク行きを決めたかというと、只今絶賛バイキングの歴史にハマり中の息子が「デンマークのバイキングミュージアムへ行きたい!」と言い出しましてね。ま、この辺りの国々の歴史にはバイキングが必ず登場しますから。レゴランドではなく、ミュージアムへ行きたいのならひと肌脱ごうではないかと。夫の都合で4日間しかないので、目的がはっきりしているのなら逆にこの日程で十分ですしね。ベルリンからだとフェリーで行けるので、車に乗ってビュンっと往復するつもりです。
ってな具合にとんとん拍子に決まったこの旅。今回は息子にバイキングについてレポートを作らせようかと思っています。というのも、担任の先生と面談をした時に、息子の話す内容が明瞭でないことと、レポートのまとめ方、それを魅力的に発表する力が弱いこと(つまり説得力がないこと)を指摘されたからです。だからもう少し親子で協力して強化してほしいとのこと。この指摘はとてもありがたいことで、親としても納得できることでした。
夫とも話し合ったのですが、私たちが小学生の頃ってここまでのことを求められなかったよね、と。今は知りませんが、とりあえず私が小学生の時代はプレゼン能力的なことを求められることはありませんでした。それよりも問いに対して正確に回答することを重要視されていたと思います。自由研究で調べたことを上手にまとめられていたら褒められたけど、その発表の仕方までは求められていなかった。人前で話すとき、どうすれば相手に伝わるか、どうすれば相手の興味を引きつけられるか、そんなことは社会人になってから学んだなぁ。しかも苦労した。何度も失敗したし。
もし小学生の頃からそのスキルを身につけられるならこんなに素晴らしいことはないよね、ってことで私たちも全面的に協力しようと。相手にわかりやすく魅力的に伝えるには、話したいことの内容を思い切って削って、焦点を絞ることも大事なんだよ、その焦点は自分が感動したことにするといいよとか、メモを見ながら話すよりも聞き手の顔を見ながら話すといいよとか、そんなことを伝えたりもしました。が、やはり実践してみなければコツはつかめませんよね。
今回のバイキングミュージアムはもともと彼が興味を持っていたことなのでちょうど良い機会なのです。なんとなーく訪れるよりも、何を調べたいのか事前に箇条書きにして、メモをしながらゆっくり回り、写真を撮り、後から内容を絞ってレポートにする。家族に発表する。それらのことをドイツ語でやらせてみようかと思います。
息子は読書家で、読む速さと読解力は優れている方です。実際、小学校でもその能力を認められ、特進コースみたいなところで勉強させてもらっています。でもインプットとアウトプットは別なんですよね。理解していてもそれを簡潔にわかりやすく相手に伝えるのは大人でも難しい。だからコツコツ身につけていくしかありません。幸い夫も私も仕事でプレゼン系は鍛えられてますし、これは日本語でサポートしても十分ドイツ語に変換できる分野だと思うので、丁寧にサポートしていこうと思います。勉強や仕事だけでなく生きていく上でとても役にたつスキルですしね!
ってことで、私も自動的にバイキングフリークになりそうです…息子、海賊のお墓にも行きたいって言ってたな…(白目)
ああ、せっかくのコペンハーゲン、インテリア関係のミュージアム巡りをしたかったのに…!!