ベルリンの新しい小学校で新一年生対象の入学前の保護者会がありましてね、娘のクラスの担任と親との顔合わせみたいなことをしました。それがとてもとても緊張しましたよ、という報告。
海外で現地校へ子供を通わせている親なら必ず通る道なんでしょうけど、まあなんつーか、アウェイ感が半端ないっつーか。三年前の息子の時もそうでしたけど、やっぱり日本人は私だけでした。
先生の話も7割くらいは理解できたけど、あとの3割はよくわからなくて、自分が「え、今なんの話ししてんの?」ってな状態の時に周りの親が一斉にメモを取り始めたりとかすると、顔文字でいう Σ(゚Д゚;≡;゚д゚). ←こんな状態になりましてね。誰かの言葉に皆がドッと笑ったりした時も Σ(゚Д゚;≡;゚д゚). こうなる。これを数回繰り返しているうちに保護者会が終了するというパターン。
途中、こんなんで娘は無事に入学式を迎えられるんだろうかと不安にかられましたが、そういえば三年前の息子の初保護者会はもっとドイツ語がチンプンカンプンで、ほとんど意識を亜空間へ飛ばしたまま終了したよなぁ、おかげで準備するものをいろいろ間違えたり、持って行かなくてはならない日に持っていかなかったりして、主に息子に迷惑をかけたりしたけど、その都度クラスメイトや先生から教えてもらったりしてなんとか切り抜けてきたんだったよな、だから今回も多少ミスってもなんとかなるんじゃねーの?
……と、ちょっとダメな方向から無理やりポジティブに持っていって精神を保つことができました。
どんなに頑張ったところでアウェイ感とはまだ当分付き合っていかなくてはなりませんから。だったらそのアウェイ感を丸ごと受け入れて開き直っていこうじゃないの、と。実はこれ、海外生活を長く楽しく続けていく上で大事なポイントだと思うんですよ。あまり気にしちゃうと落ち込むだけだし、落ち込んだところですぐに解決する問題でもない。だったら開き直って現状を受け入れ、努力しながら徐々になじんでいくしかありませんものね。(現状を受け入れるというのは、言葉を変えると「ぼっち」を受け入れる、ということでもあるのだけど)
前の小学校や幼稚園で学んだことは、クラスの中には必ずとても優しくてオープンな性格の人がいるということ。もちろんその逆で意地悪な人もいますけど、良い人も必ずいるんです。で、そういう人は気がつくと必ず近くにいて困った時に助けてくれるし、普通に仲良くなれる。親も子も。ま、逆の人はまず私に近寄ってきませんからね。自然と選り分けられているというか。
この保護者会でも、隣に座った女性によく理解できなかったことを質問したらとても丁寧に教えてくれて、しかもお互いに上の子も同じクラスだということが判明。「このクラスの先生も、新四年生になる上の子の担任の先生もすごく親切で良い人だよ。何も心配することなんてないよ!」と心強い言葉をもらいました。こういうことがあると本当に嬉しくて涙が出そうになります。
今回印象に残った内容はというと、
・新しい小学校は前の小学校よりも勉強熱心
・一年生からコンピューターを使った授業がある
・親のお洒落度が高い。
・先生のメイクが80´s
以上。
小学校から家までの帰り道、いよいよ新しい環境で新しい人たちと、新しい生活が始まるのだと実感しました。環境が変わる時につきものである、この緊張感と期待感と少しの不安が混ざった感覚がけっこう好きです。
あとは習い事(ピアノ、公文)の教室を探すこと、引越しをすること、この2つが残っています。まだまだ落ち着くまで時間がかかりそうですが、アウェイ感を快感に変換して乗り切ろうと思います。
合言葉は、「アウェイ感を快感に!」
