気がついたらドイツ生活も12年。(2024年現在)
13歳の娘と16歳の息子、6歳になるラブラドゥードルのリア、夫と4人家族です。夫は現在東京で働いており、絶賛遠距離恋愛中。
このブログでは、
- 元々ヨーロッパの教育に興味のあった私が体験した、ドイツでの教育事情
- 条件書きを駆使して目標を叶え、問題を解決してきた具体例と実践方法
を中心に記事を書いております。
私のモットー、
悩んだら書け!
これを常日頃、我が子や周りの友人知人に伝え続けて28年。みなさん面白いことが起きて問題が解決していき、欲しい環境が手に入っています。
半信半疑だった息子も娘も、今では書いてどんどん成長しております。
娘は書いた通りの友人ができ、その子のおかげで最近は成績が爆上がりしました。詳しくはここに書いてあります。
先日、ふとした思いつきから自分の年表を作ってみたら、面白いことに気がつきました。結局私たちは自分の頭の中にある情報から人生を形作っているのですね。
2008年・私に種を蒔いた2冊の本
この年、私の人生を変える2冊本に出逢いました。
1冊は久保田由希さんの「ベルリン大人の部屋」というインテリア関連の本。歴史あるアパートメントを、様々な背景を持つ住人が個性を全面に出してセルフリノベーションをしているのを、由希さんがリスペクトを込めて紹介している1冊です。由希さんの本はおそらく全て読みましたが、この本を一番気に入って、ボロボロになるまで何度も読みました。(その後、ベルリンで念願の初対面を果たしただけでなく、Yahoo!で記事にしてくださいました!)
もう一冊は、ケンジ・ステファン・スズキさんの「なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか・どうして、日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか 」です。特に、デンマークという国のシステムや、教育に対する姿勢、歴史教育の目的をどこに置いているのかなどに衝撃を受けました。
当時は、それらの本を読んで刺激を受けつつも、所詮他人事でした。「へぇ〜、ベルリンって賃貸の部屋をこんなに自由にDIYできるんだ。すごいなぁ」とか、「デンマークのような教育環境を子どもに与えられたらなぁ」くらいの感想。じゃあ、そのために移住しよう!なんて1ミリも思いませんでした。
デンマークの本に関しては、ここで詳しく書いています↓
2010年・決めたら環境が動いた
詳細は省きますが、あることがきっかけで「やっぱり海外で子育てをしよう!できればヨーロッパ!」と自分の希望が明確になったのがこの年。
すぐに、自分が子育てをしたい国、安心して住める国の条件を書き、家族がハッピーになれるのならこの条件を満たす国に住める!とノートに書きました。
その半年後、なんとドイツ行きの話が出てきたんです!びっくり。
ちなみにこの時は2人目の子供が産まれ、とてもハードな生活をしていました。もちろん、2008年に読んだ本のことなんてすっかり頭から抜け落ちていました。
しかし、子育てに追われ、語学もできない私にとって、「ドイツへ行くかも」なんて言われたところで現実味なんてなく、まだ他人事と言いますか、不思議な感覚でした。
2011年・ドイツ行き本決まり
そんな他人事だったドイツ行きも、2011年には本決まりになり、いよいよ家族で移住することになりました。
前の年に「おら、ヨーロッパさ行ぐだ!」と決めて書いて、一年後には本当にドイツに行っているなんて。誰が想像したでしょうか。
この年は311なども体験し、人生設計を大きく書き換えた年でもありました。その、書き換えた人生設計にも「ヨーロッパ!」と書いておいたんです。
私たち家族はその文字に導かれるようにしてドイツ某都市へ引っ越したのでした。そこでは国籍かかわらず様々な方にお世話になりました。ドイツが大好きになりました。
2016年・ベルリンへ
ドイツ某地方都市に5年ほど住んだ後、これもまた色々と奇跡が起きて私たちはベルリンに引っ越すことに。
ベルリンに来てからは、それまでと違う種類の壁にぶち当たり、ドイツが嫌いになりかけました。
もう俺、無理……と息も絶え絶えになるも、子供もいるので途中放棄するわけにもいかず。なかなか辛い日々を過ごしました。
すると、ギリギリのところでまるで蜘蛛の糸が降りてくるように友人知人から手が差し伸べられ、なんとか道を見つけて前に進むことができたのです。ベルリンへ来て良かったと初めて思いました。
海外生活はメンタルを鍛えられます。そしてメンタル強くならないとやっていられません。
2023年・種が芽吹いていた!
そして現在。今は今でいろいろあるんですけどね。平穏な日々って一体どこに転がってんの?と言いたくなるけども。
ここでふと、今まで叶えてきたことをリストアップしてみました。今までは、叶えたいことをリストにしてきたのですが、過去に叶えたことをリスト化するのは初めての試み。
すると、ものすごい年表が出来上がってしまったんです!(あまりにもプライベートなのでここでは見せられません)
で、気づいちゃいました。私、ベルリンに住んでいるのも、息子からドイツの歴史教育についての話を聞いているのも、もしかしたら2008年に読み込んだあの2冊の本が種となり、いつの間にか目を出し花を咲かせていたのではないかって。
まさに点と点がつながった瞬間でした。
本と条件書き、それらが線で繋がって今に至っていることにやっと気づきました。人生ってそういうものなのでしょうね。あちこちに散らばっている要素は、一見別々の関係ないもののように見えても、実は水面下でつながり、未来へと導いていく。きっとそういうもの。
気づいたら、どうしてもブログを再開したくなってしまいました。読んでくれる人がいてもいなくても。
そんなわけで、よーし全部書くぞ!と息巻いている今日この頃です。よろしくどうぞ!