三浦海岸でマリンスポーツ

書いて叶った体験談

リリー、日本へ行く(Lily in Japan)

ご存知の方も多いと思いますが、Netflixで大人気のドラマ、エミリーパリへ行く(Emily in Paris)からパクったお題でございます。その昔、SATCにハマった世代としては、同じプロデューサーのこのドラマにまたハマりかけております。私もおしゃれしてパリへ行きたい。

さて、今年の夏、私たちの家族と一緒に12歳のドイツ女子・リリーが日本を訪れました。もちろん、彼女にとっては初めての日本です。

外国人である彼女の目に映った日本はどうだったのでしょう?

今回私たちが訪れた場所は、和歌山、大阪、愛知、長野、そして東京!(親戚・友人めぐりをしたらこうなりました)

日本に来て驚いたことは?美味しかったものは?思い出に残っている場所は?あちこちで質問されていた彼女。

今回は、彼女が特に喜んだスポットやハマったものをご紹介します。

リリーの紹介

・ドイツ国籍の移民三世

・ジブリ好き

・Netflixで日本のドラマやアニメをよく見ている

・KPOP好き

・シューティングゲーム好き

・1年飛び級をしているので娘(14歳)と同じクラスだけど12歳

・運動嫌い

・めっちゃ偏食(野菜・魚はほとんど食べられない)

娘のクラスメイトと日本へ行くことになった経緯はこちら。奇跡の連続で、今回の日本行きが叶いました。

リリーが沼ったもの

ガチャガチャ

まず彼女が沼堕ちしたのがガチャガチャ。ドイツにもガチャガチャを見かけることがあります。大きめのアニメショップなどの隅っこにたまにあるのです。

しかし、日本円にすると千円弱という値段の上に、中に入っているカプセル数も少ないのです。

ところが日本に来ると、三百円程度(2ユーロくらい)で遊べるじゃないですか。で、実際に出てくるまでどれが入っているかわからないというスリルもたまらないじゃないですか。

まんまと沼り、初めて訪れたガチャガチャショップであっという間に4千円散財してしまったリリー。

結局、日本滞在中にトータル一万円分はガチャガチャに使ってたんじゃないかしら。

「私は大人になったらガチャガチャを大量に輸入したい。そして3ユーロくらいの値段設定にして、多くの子供達にガチャガチャの楽しさを広めたい!」

と目をキラキラさせて語っていました。

いや、そのIQをガチャガチャに使うなんて国益の損失では…。でもまあ、意外に良い仕事かもしれませんね。知らんけど。

100円ショップとドンキホーテ

「日本の100円ショップって、ドイツの1ユーロショップより全然クオリティが高い!」と、買いまくっていた彼女。

日本到着3日目で、すでにスーツケースが閉まらなくなるほど。

滞在中、各都市で必ず100円ショップとドンキホーテに吸い込まれ、毎回「ここはパラダイス!」とうっとりしていました。

確かに、ドイツにもワンコインショップやディスカウントショップがあるけど、品質が悪すぎて買う気になりませんものね。あとダサいし。

3回使ったら壊れるようなものしかおいていないのですよ!安かろう悪かろうというものばかり。あとダサい。

ちなみに、ドンキホーテは私も大量買いしてしまいました。特にキッチン便利グッズとかタイガーの水筒とか。また行きたいな…。

カラオケ

大阪の難波で息子の元クラスメイトたちと行ったカラオケ。最初は、リリーと娘は人見知りして絶対に歌おうとしませんでした。

が、途中から火がつき、順番をガン無視して曲を入れまくり!Stray Kidsの曲や、よくわからんけど流行りの英語曲を歌いまくっていました。

ドイツ育ちの娘たちは、カラオケでのマナー(順番に歌うなど)を知らないのでやりたい放題です。それを見て焦る夫と私。

しかし、息子の友人たちは「全然いいっすよ!」と優しく見守ってくれました。(皆、奇跡的に良い子たち!)

これに味をしめ、他の都市でも「カラオケ行きたいなー」とちょいちょいボヤいた女子たち。。結局、愛知でも友人が連れて行ってくれました。(ありがとう!)

日本で感じたカルチャーショックは?

暑さと湿気

日本へ来て驚いたことを三つ挙げて?と質問すると、まず暑さと湿気!と答えていました。

暑い国に行ったことはあるけど、この湿気は初めてだと。とにかく気温と湿度の高さに辟易していました。というか、私たち日本人組も辟易していましたよ!

ヨーロッパの夏も国によっては気温が日本並みに高くなります。ですが、湿気がないので朝晩は涼しく、カラッとしているのです。

ベルリンへ戻ってきた時、涼しさにホッとしました。洗濯物もパリッと速乾しますしね。でも日本の夏も暑さと湿気を除けば良いのですよ。

日本のトイレ

ウォッシュレットに驚いたのではなく、ボタンの多さに戸惑ったそうで。

しかも、トイレによってボタンの種類も数も位置も表記も違います。

用を足した後、ずらりと並んだボタンに毎回戸惑う。個室の中でGoogle翻訳を何度か使ったと言っていました。

実は私も毎度ボタンを押すのに迷いました。あれ、分かりにくいですよねぇ。

洗浄ボタンのマークと色を統一すれば良いのに。もっと目立つようにして。そう思いません?

牛肉がうまい

魚を食べない彼女はもちろんお肉が好き。

ドイツでも肉を食べているけど、日本の牛肉は本当に美味しい!と大絶賛してくれました。

それもそのはず、毎回けっこうなお値段の肉を注文していましたから。笑

喜んでもらえて何よりです。他にも、焼きそばとうどんも気に入っていたようでした。

お気に入りスポット

USJ

小学生の頃はハリーポッターにハマっていたという彼女は、もちろんUSJに大喜びしてくれました。

夏休み中で値段が高かったのですが、思い切ってエクスプレスパス4を購入。1人28,000円ほどしましたよ…。

そして入場券をナイトパスにしたのも大正解。短時間でスムーズに乗れて、大満足していました。

子供から大人まで楽しめて、園内も綺麗で食べ物も美味しかった!と。また行きたいそうです。

チームラボ

東京滞在中に訪れた、お台場のチーム・ラボ。アメイジング!と大絶賛。そりゃそうですよね。

ここは夫が連れて行き、私は別行動でしたが、娘も息子もとても満足したそうです。

ただ、お台場のチーム・ラボは靴を脱ぐじゃないですか。

・・・臭いんですって!!

事前にその噂を聞いていたので、日曜の朝イチの時間を予約したのですよ。しかし、靴を脱いだ瞬間、他の外国人客の足の匂いがモワ〜っと部屋中に充満したらしく。

あんな時間から足が臭うってことは、きっと前日にお風呂に入っていないんだよ…と息子も娘もげんなりしていました。私、別行動でラッキーだったかも…。

夏に行く方はお気をつけくださいね!匂い以外は全て素晴らしかったそうです。

POP MART 原宿本店 

このPOP MARTというお店、今回初めて知りました。中国発のデザイナーズトイを扱う会社なのだとか。デザイナーズトイとは、世界各国のデザイナーとコラボレーションしたフィギュアのことだそうです。しかしリリーもよく知ってるね!

彼女はここのスカルパンダ(SKULLPANDA)というシリーズの大ファンなのだそうで。

東京滞在中、2日連続で通い詰めていました。レートの関係でドイツの半額で買える、商品数も断然多い!と大興奮。

トータルで数万円を注ぎ込んでいました。それを横目で見ながらで娘はBAPEで散財…。原宿、楽しいよね。私も楽しかった。

リリーにどこが楽しかった?と聞くと、上記の2か所を含め、必ずPOP MARTも挙げていました。

トータルの感想

過去記事にも書きましたが、Netflix「今際の国のアリス」の大ファンであるリリー。

ずっと憧れだった渋谷のスクランブル交差点へ連れて行ったら、感動のあまり「泣きそう」と胸を押さえていました。

渋谷スカイの屋上へも行き、東京はすごい!と。

同じ首都でも、ベルリンは田舎なのねぇ、としみじみ言っておりましたよ。

(確かにヨーロッパの首都と比べると、東京は「超・未来都市」に感じます。そして若者の娯楽が多い街。)

他にも、高野山で浴衣を着せてもらったこと、スシロー(ここでうどんにハマる)、長野での魚釣り(釣り堀)、どんぐり共和国、奈良井宿(長野)、手持ち花火、三浦海岸でのボート遊び、ジョイポリス9090 東京店、新大久保、書ききれませんが、どこもかしこも楽しかったそうです。

各地で親戚や友人たちに大変お世話になり、おかげさまで私自身も思い出深い夏となりました。

リリーも、また絶対に日本へ来たい!と言っています。日本人として、とても嬉しい感想ですね。

これも各地で優しくアテンドしてくれた友人たちのおかげ。心から感謝しています。

以上、リリー in ジャパンでした。リリーの夢を叶えることができてよかったです。

また、関西では息子のクラスメイトたちにも(そのママたちにも)感動したので、そのことも別で書きたいと思います。

日本へ行く前に投稿した、海外在住日本人が日本で買いたいものリストの記事が好評でしたので、こちらも併せてお読みください。

-書いて叶った体験談